第十六話「キスに慣れた?」
「おやすみ、未来」
「おやすみなさい、ぬらり」
ちゅっ
未来の部屋の前で
二人がキスしたら
そんな音がたった。
未来の部屋までぬらりが送り
部屋の前でキスをする。
いつの間にかそれが
二人の習慣になっていた。
「フフ」
キスをして少し離れると
珍しくぬらりが笑った。
「どうしたの?ぬらり」
「いや…
最初はキスに戸惑っていたが
今は慣れたのだなと思った」
「でもまだドキドキするよ」
指摘をされ、未来は恥ずかしい。
「では…これは?」
ぬらりはもう一度キスをした。
しかし今回は深くて甘いキス。
「んっ!」
未来は入ってきたぬらりの舌に
応えるのに精いっぱいだった。
キスは長く続き
未来はしがみつくように
ぬらりの背中に手をまわした。
to be continued
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