第二十一話


「やったズラ!」

「勝ったか?」

「「やったニャンウィッス!…ニャ?」」

みんなは倒したと思い喜んだが

ブチニャンが異変に気がついた。

爆発で起きた煙の向こうには

人型のぬらりひょんがいて

手をかざして煙を吹き飛ばした。

「忌々しい奴らだ!

貴様ら全員、消し去ってくれる」

ぬらりひょんが念ずると

晴れていた空に怪しい雲をもたらした。

さらに部屋の隅に倒れていた猫と犬らしき妖怪と

ぬらりひょんが一体化する。

そして白い妖怪に変化した。

「この大妖魔ぬらねいらがな!!」

その姿からは、圧倒的に強い力を感じた。

「また変わったズラ!」

「まあ!」

「いけー!」

「ニャンウィッス!」

それでもあきらめない四人が

再び攻撃しようとしたが

ぬらねいらが出した大きな緑の球があたり

全員倒れてしまう。

「ああー!」

「これはっ!」

攻撃の余波を未来達まで襲うが

耐えるしかなかった。

力尽きたのか、ダークニャンはフユニャンに

ブチニャンは

ウイスパーとジバニャンの姿に戻ってしまった。

「フフフフフ!フフフフフ、ハハハハハ!」

勝ち誇ったようにぬらねいらは

地面を前足で蹴った。


to be continued







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