金魚(エンマ大王)
「あれ?これどうしたの?」
エンマ大王の部屋に未来がやって来て
驚いて未来はエンマ大王に聞いた。
黒くて高級感があるテーブルの上に
小さな金魚鉢が置いてあった。
中には赤い金魚が3匹泳いでいる。
「ぬらりからもらったんだよ。
あいつ、金魚すくいうまいからな」
「へえ…かわいい」
未来は熱心に金魚を見て
「…」
そんな未来をエンマ大王は
背中から抱きしめた。
「エンマ…」
突然の抱擁に未来はドキドキした。
「未来…お前の方がずっとかわいいよ」
いつもよりエンマ大王の声が甘くて
未来はキュンと自分の胸が音を立てた気がした。
「ありがとう。
エンマはかっこいいよ」
そう言って未来は
エンマ大王のたくましい腕に
そっと自分の手を添えた。
〜おまけ〜
「ぬらりひょん議長何しているニャ」
「大王様に用があったのだが…
こら!犬まろ!のぞくな」
「あ、未来さん…」
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