知って欲しい
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鋼のが女だと知ったのは鋼のが犯人を捕まえる時に水道管を壊し、水を頭から被った時の事だた
報告により丁度そこに出くわした私を含め全員気づいた様だったが誰も鋼のの事を言うものはいなかった
アルフォンスが触れないでと言うように左右に頭を振ったからだ
その時から鋼の見方が変わってきた
そしていつの間にか一人の女として見る様になった
「よっ!ム・ノ・ウ・大佐久し振り!!」
「…君は来てそうそうに焼かれたいのかね?」
3ヶ月ぶりにやって来た鋼のは相変わらずノックもしず入って来た挙句無能扱いをするエドワードを見てに溜め息混じりに相変わらず生意気だと思いながら言い返す。
それが二人の第一声の挨拶なのだ。
「雨なんてついてねぇよなぁ…ん、報告書。」
「鋼の、君は雨雨言い過ぎじぁないかい?」
鋼のはソファーに座り中尉が持ってきてくれたタオルで、髪を拭きながら私に文句をこぼし、大体拭けたところでタオルを肩に掛け、鞄の中から報告書を取り出した鋼のはソファーの前にある机に置いた。
グチグチと雨の事を言う鋼のに問いながら、椅子から立ち上がり鋼のの位置から机を挟んで置いてある同じ種類のソファーに腰をかけた。
「気のせいじゃないですか〜。俺はそんなに『雨とか無能』とか言ってませんよ。」
雨と無能を強調して言う鋼のに雨でストレスが溜まっていたのもあり眉毛がピクピクと動く。
「鋼の、君にはお仕置が必要の様だね…。」
「はぁ?お仕置なんて…!?」
鋼のが言おうとした言葉を自身の唇で塞ぐと鋼のは何をされてるのかが分からないのか、少しの間固まった。
それが未経験だと言っている様でもう一度口づけた
「ふはぁ…//な、何すんだよ!!///」
「何って君…キスだよ。」
怒鳴る様に言う鋼のにはぁ〜と溜め息を漏らし、鋼のの顎に手を掛け、顎を上に上げ、耳元で告げた。
「な、なななな!!///」
“な”しか言えない鋼のはボッ!と音がしそうな程、真っ紅に耳まで染め鋼のは距離を取ろうとするが、ソファーに座っている状況なので、後ずさっても、突き当たる
可愛いなと思う私は完全にこの少女に堕ちてしまったんだろう
「初めてだったのかい?」
「あ、有ったり前だろ!!俺はお前みたいにタラシじゃねぇ!」
「重ね重ね失礼だね君は。だが、初めてと言うのは気分がいい。」
「はぁ?何で気分がいいんだよ!」
分かり切った事を聞くとやはり初めてで口元を上げたが、意味分かんね!と言う鋼のに脱力し、一生分の溜め息を吐いた
「お〜い、大佐?」
「あぁ、どうかしたかい?」
「どうかしって、ボ〜と(?)してたからついに頭がおかしくなったのかと思って。」
うなだれていた私は鋼のの声に現実に引き戻された
溜め息をしながら鋼のの上から退くと鋼のはソファーに座り直した
「はぁ〜。鋼のは口癖が相変わらず口が悪いな。少しは直したらどうだ?」
「う゛っ…別に良いだろ。」
痛い所を付いたのか鋼のはプイッとそっぽを向き、呟く様に言った
「なぁ、大佐。」
「なんだね?」
スクッと立ち上がった鋼の行動を疑問に思いながら返事を返す
「お、俺の事もっと知ってくれよ…ロイ」
思いもしなかった言葉を言われ、唖然としている間にバタン!とドアが閉まった。
言い逃げをした鋼のを追いかけようと思ったが、嬉しさから顔がニヤケ、治ってから探しに行く事にした。それからエドを見つけてロイがどうしたのかは別のお話
-END-
何か微妙な駄作になってしまった(汗)
とかロイ目線になってたのかが不安…
見て下さった方ありがとうございました!!
2009.10.2 完成
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