「なまえ先輩っていつまで部長のこと名字呼びするんすか?」
「え」
ある日突然、1つ後輩の財前に言われた一言
「先輩ら付き合いはじめて結構経ちますやん?せやのに部長のことずっと名字で呼んでますやん」
「ほ…ほんまや…考えもしやんかったわ…」
「ま、そんなことやと思いましたけど」
「う……財前くん、男の子ってやっぱり名前で呼ばれたいもんなん?」
「んー…まあ好きな子からやったら…そうかもしれませんね。少なくともずっと名字呼びはどうかと思いますわ」
するとなまえはうーんと頭を抱えてしまった
「やっぱり白石もそうなんかなぁ?」
「ってか(ピー)の時とかはどうなんすか?」
「…!?財前くんんんん!?何言っちゃってるの君っ…!」
なまえはかわいい後輩の思わぬ放送禁止用語発言に動揺を隠せない
「えー?そういう時って相手の名前呼んじゃうもんでしょう?」
「……」
『…っ…なまえ…』
『あ…しら…いしぃ…ふぁ…』
サーっと青くなったなまえの様子から財前は悟った
「まじすか…」
「だ…だって白石は白石やもんっ…」
うぅ…とシュンとしたなまえを前に、財前は白石に同情した
「あっ!じゃあさ…協力してくれへん?」
「何にっすか?」
ショボくれていたかと思ったら今度はパッと名案を思い付いたのか顔を輝かせる
…ほんま、見てて飽きへんな
「今日から私、財前くんのこと光くんって呼んでもええ?練習さしてー!」
…それは、何か違う気がする
「あ、呼び捨ての方が練習になるよな…光でええ?」
「…もう好きにしてください」
…部長には申し訳ないけど、ちょっとぐらいええよな
好きな子に名前呼ばれて嬉しくないわけないしな
「え」
ある日突然、1つ後輩の財前に言われた一言
「先輩ら付き合いはじめて結構経ちますやん?せやのに部長のことずっと名字で呼んでますやん」
「ほ…ほんまや…考えもしやんかったわ…」
「ま、そんなことやと思いましたけど」
「う……財前くん、男の子ってやっぱり名前で呼ばれたいもんなん?」
「んー…まあ好きな子からやったら…そうかもしれませんね。少なくともずっと名字呼びはどうかと思いますわ」
するとなまえはうーんと頭を抱えてしまった
「やっぱり白石もそうなんかなぁ?」
「ってか(ピー)の時とかはどうなんすか?」
「…!?財前くんんんん!?何言っちゃってるの君っ…!」
なまえはかわいい後輩の思わぬ放送禁止用語発言に動揺を隠せない
「えー?そういう時って相手の名前呼んじゃうもんでしょう?」
「……」
『…っ…なまえ…』
『あ…しら…いしぃ…ふぁ…』
サーっと青くなったなまえの様子から財前は悟った
「まじすか…」
「だ…だって白石は白石やもんっ…」
うぅ…とシュンとしたなまえを前に、財前は白石に同情した
「あっ!じゃあさ…協力してくれへん?」
「何にっすか?」
ショボくれていたかと思ったら今度はパッと名案を思い付いたのか顔を輝かせる
…ほんま、見てて飽きへんな
「今日から私、財前くんのこと光くんって呼んでもええ?練習さしてー!」
…それは、何か違う気がする
「あ、呼び捨ての方が練習になるよな…光でええ?」
「…もう好きにしてください」
…部長には申し訳ないけど、ちょっとぐらいええよな
好きな子に名前呼ばれて嬉しくないわけないしな