「あぁー!もう無理ぃー!」
私は今の今までにらめっこをしていた数学の教科書を放り投げて机に突っ伏した
「何や、全然進んどらんやないか」
私の部屋で一緒に勉強していた白石は呆れた顔をして私の額を小突いた
「…だって分からんねんもん」
「どこや?見してみ」
私が拗ねると白石が私の後ろから覗き込んできた
「ここ…ベクトルわけわからん」
「ここはな…まず始点に戻ってやな…」
キレイな字でサラサラと無駄のない解説をしてくれる
「うん…うん…あっ!そっか!わかった!」
脳をフル回転させ、必死で白石についていく私
白石の説明が分かりやすくて私は密かに感動する
「ちょっと次の問い一人でやってみる!」
「ん、頑張り」
白石に見守られながらベクトルの矢印と格闘を始める
先程の解説を思い起こしながらペンを動かす
「んうー…あっ!解けたっ!見て!」
なんとか答えを導きだし、解いたものを白石に見てもらう
「うん、正解や」
白石は優しく頷くと、よしよしと私の頭を撫でてくれた
「やったぁ!」
私は嬉しくてつい頬をゆるませる
「頑張ったご褒美な」
白石はそういうとチュッと私にキスをした
「っ!」
「1問解けるたびにご褒美あげるから頑張り?」
「……頑張る!」
俄然やる気の出た私は、その後も白石に甘いご褒美を貰いながらテスト勉強に励むのであった─…
───────
短めで(^ω^)
別のネタで謙也書こうと思ってたけどちょっとテスト勉強頑張ってる葵氏に捧げようと思って←
おまけ☆
「テストでええ点とったらもっとええご褒美あげるで?」
「…ま、まじですか?」
「まじですよ」
「…頑張っちゃうで?」
「ん、俺のためにも頑張ってや」
「え、白石のためって?」
「……分かるやろ?」
「う…」
─…ご褒美なんて口実なわけで
なまえとイチャつきたいだけやねんけどな
結果的にいつもよりかなり良い得点を叩き出したなまえは解答返却後、白石の甘いご褒美に溺れたのだった
私は今の今までにらめっこをしていた数学の教科書を放り投げて机に突っ伏した
「何や、全然進んどらんやないか」
私の部屋で一緒に勉強していた白石は呆れた顔をして私の額を小突いた
「…だって分からんねんもん」
「どこや?見してみ」
私が拗ねると白石が私の後ろから覗き込んできた
「ここ…ベクトルわけわからん」
「ここはな…まず始点に戻ってやな…」
キレイな字でサラサラと無駄のない解説をしてくれる
「うん…うん…あっ!そっか!わかった!」
脳をフル回転させ、必死で白石についていく私
白石の説明が分かりやすくて私は密かに感動する
「ちょっと次の問い一人でやってみる!」
「ん、頑張り」
白石に見守られながらベクトルの矢印と格闘を始める
先程の解説を思い起こしながらペンを動かす
「んうー…あっ!解けたっ!見て!」
なんとか答えを導きだし、解いたものを白石に見てもらう
「うん、正解や」
白石は優しく頷くと、よしよしと私の頭を撫でてくれた
「やったぁ!」
私は嬉しくてつい頬をゆるませる
「頑張ったご褒美な」
白石はそういうとチュッと私にキスをした
「っ!」
「1問解けるたびにご褒美あげるから頑張り?」
「……頑張る!」
俄然やる気の出た私は、その後も白石に甘いご褒美を貰いながらテスト勉強に励むのであった─…
───────
短めで(^ω^)
別のネタで謙也書こうと思ってたけどちょっとテスト勉強頑張ってる葵氏に捧げようと思って←
おまけ☆
「テストでええ点とったらもっとええご褒美あげるで?」
「…ま、まじですか?」
「まじですよ」
「…頑張っちゃうで?」
「ん、俺のためにも頑張ってや」
「え、白石のためって?」
「……分かるやろ?」
「う…」
─…ご褒美なんて口実なわけで
なまえとイチャつきたいだけやねんけどな
結果的にいつもよりかなり良い得点を叩き出したなまえは解答返却後、白石の甘いご褒美に溺れたのだった