マッサージ(財前)
「んー!肩凝った!」

財前と帰宅途中、なまえは突然伸びをし肩を回し始めた

「何してそんな肩凝るんすか?もう若くないんですし無理したらあきませんよ」

「ちょお黙ろか?しかもうちら1個しか変わらへんからね?ん?」

ニコッと口元は笑っているものの目が笑っていない

「先生に書類整理手伝わされて2時間拘束されててん」

「うわ、めんど!そんなんバックレたらいいんすよ」

「うーん…」

まあそんなん真面目な先輩が出来るわけないか

「そんな凝ってるんでしたら揉みますよ?俺こう見えてマッサージうまいっすから」

「ほんま?助かるー!じゃあ今から光の部屋行ってええ?」

「いいっすよ」





「おじゃましまーす」

光の部屋久しぶりやわーと俺の部屋で先輩はキョロキョロしている

「はい、じゃあ早速やりますんでここ座ってください」

俺はベッドに上がり、ベッドの端に腰掛けるように言う

「はぁい」

先輩はよっと素直にベッドに座った

…ちょっと無防備すぎひんか?

「じゃ、いきますよー」

肩を揉み始めると先輩は

「あー気持ちいい〜」

上機嫌に鼻唄を歌い始めた

ある程度凝りが解れてきたので少し揉み方を変えていく

「あっ…そこ…!…ん」

すると今度はうっとりと目を細めながら、時折色っぽい声を出し始めた

「ふぁ…ん」

うーん…そんな声出されたら……そろそろヤバイかもしれませんわ

「あ……っ!ん!?……ひ、光?」

「…なんすか」

「っ…これは、なにかな?」

「何言ってるんですか?俺の手ですよ」

「じゃ…なくてっ!なにしてんのっ…!?」

「マッサージ」

「〜っ!」

先輩が指差したのは俺の手
その手は肩を伝い、今は先輩の胸元にある

俺は片手で胸を弄びながらもう片方の手を先輩の腰に回す

「先輩が変な声出すからですよ」

「私のせいなん…!?」

「そうです、せやから…もっと気持ちいいマッサージしてあげます」

「えっ…!それって…」

「…声、いっぱい聞かせてくださいね」


俺はグッと先輩の体を引き寄せてそのまま二人でベッドに倒れこんだ─…







*<<>>
TOP
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -