「ブンちゃん!はい、バレンタインチョコ!」
「おう!ありがとよぃ!…開けていいか?」
「うん!」
俺は彼女のなまえから貰ったチョコの包装を鼻唄混じりで解いていく
「お…うまそーじゃん、手作り?」
「うん…味には自信無いけど…ブンちゃんが大好きって気持ちはすごく込めたつもり!」
…なにこの可愛い生き物
「…それは反則だろぃ」
「え……あっ」
俺はぎゅうっとなまえを抱き締めた
「…ん?なんかお前…いい匂いすんな」
なまえの髪に顔を埋めてスンスンと匂いを嗅ぐと、くすぐったそうになまえは身をよじった
「ブ…ブンちゃん…くすぐったいよ」
「…チョコの匂いだろぃ?これ」
「あ、朝に早起きして作ったからかな…」
チョコの甘い匂いに包まれたなまえ…なんか…
「…うまそう」
「え?」
「チョコも食うけど…なまえも、食いたい」
「………え」
「あー我慢できねぇ、今から俺の部屋行くぜぃ」
俺はパッとなまえの手を取り、家への道を歩き始めた
「へ?ちょっ…ブンちゃん!?何言ってんのっ!?」
「んー?だから今からチョコと一緒になまえも食べるんでぃ」
「えぇぇぇぇ…!?まっ…ちょ、なんで…」
「お前が旨そうな匂いしてんのが悪ぃ」
「そ…そんな…」
繋いだ手越しになまえが動揺しているのが分かった
「…嫌か?」
足を止め、なまえを見つめる
「う……嫌、なわけ…ない」
分かってるくせに…ボソッと小さく呟いたなまえがどうしようもなく愛しくて、俺は家へ向かう足を速めた─…
「おう!ありがとよぃ!…開けていいか?」
「うん!」
俺は彼女のなまえから貰ったチョコの包装を鼻唄混じりで解いていく
「お…うまそーじゃん、手作り?」
「うん…味には自信無いけど…ブンちゃんが大好きって気持ちはすごく込めたつもり!」
…なにこの可愛い生き物
「…それは反則だろぃ」
「え……あっ」
俺はぎゅうっとなまえを抱き締めた
「…ん?なんかお前…いい匂いすんな」
なまえの髪に顔を埋めてスンスンと匂いを嗅ぐと、くすぐったそうになまえは身をよじった
「ブ…ブンちゃん…くすぐったいよ」
「…チョコの匂いだろぃ?これ」
「あ、朝に早起きして作ったからかな…」
チョコの甘い匂いに包まれたなまえ…なんか…
「…うまそう」
「え?」
「チョコも食うけど…なまえも、食いたい」
「………え」
「あー我慢できねぇ、今から俺の部屋行くぜぃ」
俺はパッとなまえの手を取り、家への道を歩き始めた
「へ?ちょっ…ブンちゃん!?何言ってんのっ!?」
「んー?だから今からチョコと一緒になまえも食べるんでぃ」
「えぇぇぇぇ…!?まっ…ちょ、なんで…」
「お前が旨そうな匂いしてんのが悪ぃ」
「そ…そんな…」
繋いだ手越しになまえが動揺しているのが分かった
「…嫌か?」
足を止め、なまえを見つめる
「う……嫌、なわけ…ない」
分かってるくせに…ボソッと小さく呟いたなまえがどうしようもなく愛しくて、俺は家へ向かう足を速めた─…