「おいブス」

「は?」

「邪魔だブス」

「ブスブスうっさいな!別にここじゃなくてもアッチ通ればいいじゃん!!」


目の前のブスがぴーぴー喚く。うるさいったらない。とっととどけろやブス

っていうけどコイツは普通な顔だけどブスブスいうほど不細工じゃない


「こっちのが近いんだよ退けろ」

「んもめんどくさいなぁ。」


目の前のコイツは一緒に話していた友達に「向こうに行こう」と言って去っていった。



またやっちまった。

はぁ、と息を吐いて自分の席に座る。そのまま机に頭をコツンとおく。

「少し言い過ぎじゃねえの?」なんて辺見が言って来たけど適当に流す。


そんなことくらい自分でだってわかってる。

アイツは小学の頃から一緒で、親同士が仲良いとかで俺達も結構仲が良かったんだけど


中学に上がってから少しした時にアイツが告白されてる所を見て、気がついたんだ

自分の気持ちに。


それからと言うもの俺はどう接していいのかわからなくなって…今にいたるという感じだ

ただ幸いなことに、アイツは俺の態度に文句を言いつつ何だかんだ話しかけて来てくれるのが唯一の救いだったりするわけで。

その都度ツンケンした態度をとっては悔やむ


でも、俺にはどうしたらいいのかわからないんだ



反発は好意の表れ



 




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