今日は!なんと!玲名のお誘いでサッカー部を見に行きます!


なんか男女混合で試合するとかなんとか。

玲名のおかげで最近はサッカーに興味ありありな訳ですが。

私もサッカーやってみたいっていう願望
しかし私にできるだろうかという問題が浮上してくるわけで

部長さんは初心者大歓迎と言っていた。無理ならマネージャーでもいいよと


まあそれは今日の練習試合が終わってから考えるとしましょう


というのも実はお誘いといっても今日一日限りのマネージャーを頼まれたのです

女子サッカー部は最近できた部で、男子サッカー部に比べて人数が少なくギリギリらしい。


なので今回私がマネージメントを担当するということで、張り切っちゃうよね!

っていってもドリンクとタオル準備するだけなんだけどね。



今はなんかチームに分かれて話し合いをしている最中

ちなみに玲名と南雲くんは同じチームの赤組

相手チームは白組で基山くんと涼野くんがいます。

いま話題のルーキーですね




 * * *



試合は白組のキックオフでスタート


順調にボールを運んでいたが、赤組の玲名がボールをカットしたことによって赤組にわたる


そのままゴールに攻め上がり、ボールは南雲くんへとパス


南雲くんはボールを高く蹴り上げ高くジャンプする


「アトミックフレア!!」


強烈なシュートで赤組に1点が入る。先取点をとったのだ。


「すごい…」

あまりの凄さにポカンとしてしまったが、すぐに戻り、跳ねて喜ぶ

サッカーのことは正直あんまりわからないけど凄く興奮した

テンションは上がりまくりである


その後試合は、点を取っては奪われ取っては奪われの繰り返し


ピーッピーッピーーッ


試合終了のホイッスルが鳴る。結果は5:5の引き分け。それでも凄く熱い試合だった


戻ってくる選手達にお疲れ様です、とドリンクとタオルを渡していく


「玲名!お疲れ様!」

「ああ、ありがとう」

「大山、俺にも」

「はいどうぞ。南雲くんのシュート凄かったね!お疲れ様!」

「お、おう、サンキューな」


それだけ告げると相手チームの方へ走って行った


「サッカーって凄いね!見てるだけで興奮しちゃった」

「サッカー部に入る気になったか?」

「うん、やってみたいって思う。私でもできるかな?」

「私が教えてやるさ」


玲名は私の頭をがしがしと撫でた。

決めた。私、サッカー部に入ります!

やるからにはキツイ練習も覚悟しておかなくてわ。


「そうだ、さっきヒロト達と話してたんだが、一緒に帰ることになったけど大丈夫か?」

「うん、オッケーだよ」

「そうか。それじゃあちょっと準備してくるから待っていてくれ」

「はいよー」


季節はまだ5月上旬。まだ少し肌寒い風が流れる。カーディガンの裾に手を埋め、携帯をポチポチといじった。



少ししてから頭上に複数の人影が降りた。

「あれ、大山さん?」

私の名前が呼ばれのそりと顔を上げれば例の三人がいた


「やっぱり大山さんだ。多分始めましてだよね?俺は基山ヒロト、よろしくね」

「私は涼野風介だ」

「あ、大山かずほです、よろしくね」


にへら、と微笑めば二人も満足そうに微笑んだ
南雲くんはと言うと携帯をいじっていた


主に基山くんと話して少ししてから「すまない遅れた」と玲名が軽く走りながらやって来る


「玲名、おかえり」

「ただいまかずほ」

「うん、玲名も来た事だしそろそろ行こうか」


基山くんの言葉を合図に皆で喋りながらぞろぞろと移動を始める


電車まで時間あるし少し寄り道しようか、ということでコンビニによることになった。

各々好きなものを買う。

玲名は飲み物とキャンディ。基山くんも飲み物と軽食。涼野くんは…アイスを沢山。南雲くんはゴロゴロと軽食など

私はミルクティーとチョコレートを買った。



駅で電車がくるまでだべろうという事になり、チョコレートをほうばる

それをみた基山くんはクスリと笑った。それに首を傾げるとあのね、と話しはじめる


「いやね、玲名と晴矢が言う通りかずほちゃん可愛いなって思ってさ」

「バッ…!!」

「おいヒロト!私のかずほは渡さないぞ!」


玲名、突っ込むとこそこじゃないよ

しかし直球に可愛いだなんて言われ少し頬が色づく

「あ、照れた?かわいなぁー」

「やめてよねっ」

基山くんも私の頭を優しく撫でた。玲名といい基山くんといいどうしてそんなに頭を撫でるんだ


「かずほが可愛いのは当たり前のことだ」

「玲名…!」きゅんっ





(今日は凄く楽しかった)(明日から部活参戦)(がんばろう!)



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あれ、誰夢だっけ?←
安定のグダクダです。サッカーについては全然わかっていないので変な所がありましたら教えていただけると嬉しいです!



 

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