怠惰ライフ | ナノ

Memo

慌てて向かった病院ですが、なにしろ夜でしたしどこに行けばいいのやら。と言うわけでとりあえず向かった先は内科。この時は内科だったなんて知らなかったんですが、内科は違う気がしますよね。
私以外患者さんもいないみたいでしたが、先生はポカーンとしてました。切傷でここ来たの?!みたいな。ですよねー
まあでもすぐに診察が始まって、消毒とかされてたんですが、私は消毒めっちゃ痛いと思って構えてたのに全然痛くなかったんです。まさか先生は痛くないように配慮して…?と恐る恐る消毒されてる手を見ると、先生がガーゼ片手に傷口回りとか普通に拭いてました。先生は全く気にしていなかったのでした。

消毒がおわると新しいガーゼを片手に、先生は無言で傷口にガーゼを近づけます。

「えちょ、うわ、なにをするやめっ…ぴゃああああ!」

傷口に直接ガーゼ押しつけるとか鬼畜過ぎます先生。更に、痛いね、と言いながらも私の体感時間では5分くらいずっと押し付けられてました。痛いってレベルじゃねーぞ!
更に、ガーゼを離すとせっかく止まってた血がでてきて、先生があーみたいな顔して絆創膏に軟膏みたいなのを塗ってから、私の指に貼りました。その上からガーゼを当てテーピング。そして先生はまた傷口を押さえつけました。

「ガーゼの上からなら痛くない?」

痛いもんは痛いです先生。
しかし、何故か反射的にはいと言ってしまった私は、新たな患者さんが来たみたいで、待合室で暫く自分で押さえててねと言われるのでした。先生はやっぱり鬼畜だぜ。痛いのに自ら押さえつけろとか痛いわ。

そして、待合室にてお父様と新しい携帯の使い勝手について雑談しながらも、頑張って指を圧迫。暫くすると、また先生に呼ばれます。
看護婦さんがね、仕事だとはいえ遠慮なく絆創膏をバリッと剥がしたのには驚きましたよ。先生も看護婦もドSだと思いました。
とかなんとかでぼーっとしていると、先生はまた新たなガーゼを片手に以下略。
最終的にあーこれはやっちゃったみたいな顔で、血が止まってないのでまた絆創膏を貼られました。

「ガーゼだと離す時にまた血がでちゃうみたいだから、絆創膏を貼っておくね!」

先生の言葉はあまり脚色してないんだぜ…なのにこれだぜ…
私はもう怪我して病院はこりごりだと思いました。

オマケ。
傷口って乾かすものだと思ってたんだけど、最新の医療では湿らせたままらしいです。かさぶたは結果的に傷の治りを遅くするんだってさ!
軽い火傷も、濡れたタオルで冷やしてたほうが傷跡が残りにくいとか。普通の怪我も、かさぶただと傷跡が残ったりするので、乾かさないほうがいいみたいです。
先生が言ってた事なので間違ってないとは思いますが、詳しくはネットで調べたらいいじゃない←

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