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1 あなたの名前を教えてください

『婉蓉と申します』
「戸籍上は藍雪那
でも他の二人や玉華は花と呼ぶし、婉蓉だけは花王と呼んでくれるよ」


2 年齢は?

『……二十七になります』
「もうそんなになるんだね……まあ十四年も経てば当然か」
『そうですね。花王様の御年は――』
「内緒」


3 性別は?

『女でございます』
「男だね、見えない人は医者にいく事を勧めるよ」


4 貴方の性格は?

『性格ですか…一応もの静かな方だとは思うのですが、どうですか?』
「そうだね、もの静かで芯が強くて、ちょっぴり泣き虫、かな?」
『泣き虫、ですか?』
「うん、泣き虫。いつも閨で啼いてるだろう?」
『花王様ッ!』


5 相手の性格は?

『思慮深くて、落ち着いていらして、そして意地悪ですわ』
「婉蓉が可愛いから、つい、ね…」


6 二人の出会いはいつ?どこで?

『十四年前、後宮の藤の花の下で、でございます』
「そうだね。君が花の下で泣いてるから、てっきり藤の花の精が現れたのかとおもったよ」
『あの時もそう仰ってましたね』
「うん。泣き顔が可愛かったから」
『…ッもう!!』


7 相手の第一印象は?

「ぼくはさっき言ったとおり
ああでも、綺麗な()だな、とも思ったね」
『…嬉しい…』
「そういう君は?」
『綺麗な殿方だな、と……』


8 相手のどんなところが好き?

「ぼくの事を一番に考えてくれる所
“ぼく”を間違えない事がやっぱり好きになった起因だしね」
『……初めて聞きましたわ』
「言う機会がなかったからね」


9 相手のどんなところが嫌い?

「特にないかな……あ、玉華と一緒で甘い玉子焼きを作る事だね」
『塩は摂取しすぎると身体に悪いと御聞きしましたから…
妾の真心だとは思って下さらないのですか?』
「(う、卑怯だ……上目遣いは卑怯だ!)」


10 貴方と相手の相性はいいと思う?

『いいですわよね?』
「もちろん」


11 相手のことを何で呼んでる?

『花王様、と…』「婉蓉って呼んでる」


12 相手に何て呼ばれたい?

『特にこれと言っては』
「あなたって呼ばれてみたいな……あ、旦那様でもいいよ?」
『呼ばれたいのですか?』
「ねえ、今呼んでみて?」
『…あ…あな、た…?』
「〜〜ッもう、可愛いなあ…」


13 相手を動物に例えたら何?

「白い毛並みの美人猫、かな?」
『やはり龍でしょうか?』
「藍家だから?」
『それもありますが、眠れる龍と言いますから』


14 相手にプレゼントをあげるとしたら何をあげる?

「難しいね……本当に君は何も望まないから…」
『妾のものは全て花王様から戴いたものですから、妾が差し上げられるのはこの身しか……』
「じゃあ、今夜沢山戴くとしようかな。隅々まで美味しく戴くから安心してね」
『…はい///』


15 プレゼントをもらうとしたら何がほしい?

『お傍において下さるだけで十二分に幸せですから、これ以上は戴けません』
「無欲だねぇ…」








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