Buon Compleanno!

(2014スク誕) 
 
 
今日は3月13日。大好きな彼の、誕生日です。




現在3月12日23時58分。大好きな彼、スクアーロの為に一番に誕生日を祝おうと、10分ほど前から待機しております。スク、喜んでくれるかな?深呼吸をして、気づけば30秒前。ドアノブに手を掛けて準備は万端。さぁ、扉を開いて…



「Buon Compleanno!スクアーロ!!」
「ゔぉ……」


かなり勢い良く開けたせいで、大きな音を立てたドア。いつもなら注意されるけど今日くらいいいよね。というか、(多分剣の手入れをしていたであろう)スクアーロがさっきから固まってて動かないんだけど。え、なにこれ魔法…!?


「ゔぉぉい!!魔法なんかじゃねぇぞぉ!」
「勝手に心読まないでよ!」
「さっきから口に出てんぜぇ」
「なにっ…」


まぁ取り敢えずスクが元に戻った(?)所で…。


「はい、これっ」


後ろ手に隠していたラッピングのされた箱を彼の前に差し出す。スクをイメージして、リボンも水色にしてみた。


「ありがとなぁ…」


って、照れくさそうに箱を受け取ってくれたスクアーロが可愛くてしょうがないのは私だけなのか...!!だってあの表情(以下割愛)


「開けてもいいかぁ?」


中が気になる様でジッと箱を見つめていたスクにこくりと頷けば、スクはかなり大雑把にリボンを解き箱を開けた。


「………!」
「えへへ、気に行ってもらえた?休みの日にでも着けてもらえたらいいなって……わっ」


グイッと腕を引っ張られ、気づけばスクアーロの腕の中。痛いほどぎゅうぎゅうと抱きしめられて少し苦しいけど…。


「大事にするぜぇ」
「うんっ…」


名無し、と呼ばれて顔を上げると唇に柔らかい感覚。それがスクの唇だと気づいた時には、顔が熱くて頭がクラクラしてきた。


「これからも俺と一緒に居てくれねぇか…?」
「勿論だよ、スク…」


2人だけの空間。視線を交わし合えば、甘く口付け合った。








来年も、その先も


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プレゼントは多分シルバーアクセサリー

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