＊登場人物＊
†土御門 緋沙奈（つちみかど ひさな）
かの有名な安倍晴明の末裔と呼ばれる陰陽師の名門家系にて生まれた18歳の少女。
安倍晴明の再来と呼ばれるほどの甚大な霊力を持つが故に“土御門の姫“と呼ばれている。
優しく思いやりのある性格だが時にはさばさばした一面もある。
とある事件によってかつて匡に助けられたが、事件の後遺症のせいかそれ以前の記憶がない。
†洸劉（こうりゅう）
緋沙奈の式神で白狐と呼ばれる善狐。
冷静な性格の青年で忠誠心が強いが、緋沙奈が好きなあまり時折暴走することも。
照れたり嬉しい感情になると普段は隠してる狐耳や尻尾が出てしまう。
†千鎖（ちぐさ）
緋沙奈の式神で京の守護の一柱である白龍の龍神。
京の守護の一柱と言っても現在は十二天将にして四聖獣が主となって京を守護しているため自身は福官のような立場らしい。また、白龍ではなく別に正式な名がある。
本来なら白銀の巨大な龍だが緋沙奈の霊力を喰わないように子猫ほどの龍の姿をとり人の姿も14の子供。
幼い姿のせいか本来の姿より性格が幼い。
†天斬 匡（あまぎり きょう）
かつて緋沙奈が攫われた事件に関わり、彼女を救出した青年。
現在では28歳だが彼女が通う陰陽塾の教師でもある。
鬼憑きと呼ばれる憑きものを背負っているがため幼少期は幽閉された生活を送っていたが、緋沙奈によって助けられたらしく彼女を守るためなら何も厭わない。
†彩葉（いろは）
白狐が1000年の時を経て成る天狐と呼ばれる強大な神通力を持つ狐。
匡の式神で彼を敬愛してやまない絶世の美女。
匡が幼少期に受けた扱いから匡の弟である愁以外の天斬家の者を激しく嫌っている。
†天斬 愁（あまぎり しゅう）
匡の双子の弟で陰陽師を生業とする青年。
かつては理性を失い暴走した千鎖を止めたことがあり、陰陽師としては並ならない力量を持つ。
匡に残虐な仕打ちをした天斬家を赦しておらず、匡に協力はしても天斬家には一切の協力はしていない。
現在は長期任務で不在中。
†有明 美沙音（ありあけ みさね）
陰陽塾に通う緋沙奈とクラスメイト。
男勝りで男より可愛い女子が好きで可愛いものも好き、緋沙奈を溺愛して抱きつくなど日常茶飯事だがいざとなれば頼りになり、陰陽道以外にも合気道など武道も得意。
†倉橋 颯真（くらはし そうま）
美沙音と同じくして緋沙奈のクラスメイトの青年。
美沙音とは対照的な温厚な性格でその性格故にか千鎖も懐いて良く肩の上に乗っている。
緋沙奈の元婚約者であり、婚約が切れた現在でも大切に思っている。