終焉
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「つぅ‥‥‥っ」


「やっと眠り姫はお目覚めかな
ぐーすかよく呑気に寝ていたねぇ」

「‥‥寝る子は育つんです。」


苦し紛れで反論するも子供の戯れ言くらいにしかならない事に更に悔しさを滲ませる




突然ふてぶてしく視界に入ってきた男を歯切りと共にギッと睨み付けた

私のお父さんを殺して‥‥よくもぬけぬけと‥‥



「私のことまで殺してただで済むと思ってるいるの。」

「お前を殺したところでどーなるっていうんだ?」


からかう様な口振りが余計に神経を逆撫でされる。




武器さえあれば‥‥こんな男‥‥っ!!





「ま。それはさておき最後のディナーショウと洒落込もうか」


その言葉を合図に大人しく控えていた部下達がわっと沸き上がった
男達の狂気に近いモノを含む眼光を一身に受けぞわりと悪寒が走る



「‥‥何する気。私に指一本触れてみろ。
ただじゃおかないから」

「フッ‥‥減らず口は大層なもんだな。
嬢ちゃんの様な餓鬼には生憎食指はうごかねーんだよなぁ」


そう言いつつ歩み寄ってくる男の相貌に浮かぶ狂気に

全身

総毛立つ程の恐怖が身体中を支配する



そして、目の前で一介の紳士らしく優雅な仕草で跪くと膠着して動かない私の顎を捉え口付けを押し付けた。



ただ  気持ち悪い!!!



そして、そこからも進入してくる逃れられぬ狂気にただ恐怖する






いやだ!!怖い‥‥っ!!


どうしようもなく怖い‥‥!!!





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