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和也くんのバイクの後ろに乗って、地元に戻ってきたわたし達。


倉庫には行かずに、わたしの通っていた地元中学の校庭にバイクを停めた。



和也くんが動かした10人のoneの面子は、わたしの携帯にかかってきた人達に片っ端から連絡を入れてこの場所に呼び出している。


わたしに会わせてやるから!って。


のこのこやって来た人達は、学校からちょっと離れた場所に連れて行かれて、そこで何が行われているのかは、わたしには分からない。


けれど、「お前は知らなくていい」って和也くんが言うから、わたしは知らない方がいいんだと理解した。


ただそれだけでとてつもなく怖くて、こういうことを目の当たりにする度に、和也くんとは住む世界が違うんじゃないかと思わされる。


ミツルくんやツヨシにはとうてい無理なことを、いとも簡単にしてしまう和也くんを、やっぱりすごいと思った。



わたしの前にはツヨシが呼び出した相手、江美香がいる。


恐怖心いっぱいのその顔は、わたしの隣にいる和也くんを目にしたから。


何も喋れない江美香に対して和也くんは煙草を吸いながらジロっと睨みつけている。


それからわたしの肩に腕を回して、グッと抱き寄せる。


途端にドキドキする心臓と、和也くんの触れたその場所が燃えるように熱くて、鼓動の爆音は止まらない。




「素直に言えば何もしねぇ、こいつのプロフ作って公開したのはお前だな?」


「………」


「答えらんねぇ?」





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