■ G
「でもoneの男はギャラリー関係無しだって…」
「オレは下っ端だぞ」
「そうかな?」
「…無理、限界っ」
非常階段へ続くドアを開けると、そこに入るなり熱い身体に抱きしめられた。
迷うことなくツヨシのキスを受け入れるわたしは、背中に回した腕に力を込めた。
後頭部に回されたツヨシの手が、わたしの髪をクシャクシャに撫で回しながらキスを深めていく…
息があがるわたしの口内に舌を入れたツヨシは、その舌を器用に動かしてわたしを昇天させる気満々。
倒れそうなわたしの身体にしっかりと腕を巻きつけるツヨシのキスが一瞬だけ離れると、耳元で掠れた声がわたしを熱くさせるんだ…