幸せな結末6


開いた右手をゆっくりと私の太股の間に入れて、そこを何往復も触っている。


それが焦らされているようで、なんともモジモジしてしまうわけで…


そんな私に気づいているんだろう啓司さんは、ニヤリと笑いを口に含んだ。



「どうされたい?」



そんな意地悪な質問。



「素直に言ったらなんでもしてやんぞ?」



私の胸元から顔を上げてこっちを見る熱い視線。


舌を出し入れしながら、私の上半身を舐めながら緩く言葉を繋いで…


そうしている間にも、カレの舌は止まらずに、お腹の辺りを舐め下がる。


もうちょっとで下まで届きそうなところをいったりきたり…



「ユヅキ?」


「…啓司…下触ってよ」


「仕方ねぇな」



フッて笑うと、太股の指を私の中に突っ込んだ。



「アッ…ンンッ…」


「はっ、いい声」



奥に奥に指が入り込んで、中を掻き混ぜると、卑猥な水音が響き渡る。


この人に抱かれるのは初めてじゃないのに、こんなにもドキドキして、感情が高ぶる。


私の欲しいものを全部与えてくれるこの人を、私は離したくない。




――――――…


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