「うおっ!」
「社長、どうかされました?」
「ん? いや何も…続けて」
フンっ!
思いっきり社長の太股をツネってやった。
「おい」
資料を指差して、あたかも私に指示を出しているように見せかけていながら、耳元で言う言葉は「痛いだろが」。
「なんのことですか?」
「お前、もっと楽しめよ」
そう言ったら又、今度は強めに太股を撫でられて…悔しくもドキっとしてしまった。
「お前、声出すなよ」
クッて笑ったと思ったら、社長の手は私の太股を十分に徘徊してから、スッとスカートの中に入れてきた。
ヒャアッ!!
これは、さすがに、ヤバイ。
涼しい顔して、机の下で何してんのよっ!
何か言ってやろうにも声を出したら危険で、込み上げる快感を飲み込んだ。
私が何も言わないのをいいことに、どんどん私のそこに触れる社長の指。
こんなところで本当に、何なの!!
そんなことを考える余裕もなくて、ストッキングの上から私のソコを指でグリグリなぞり続けるんだ。
文句を言いたいのに、触れられているそこをなぞる指は優しくて…違う意味で意識が飛んでしまいそう。
目を細める私を見て、クッと隣で笑う声がした。
悔しい!!
悔しいのに、やめて欲しくない…――――
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