■ Long Laod3


「手まっすぐ開いてろ、そのまま」



言われるまま哲也に手を預けると、わたしの手首ごと哲也がその合図をした。


同時に鳴り響く爆音に、再び同じ動きをすると、oneの旗が大きく空を扇ぐ。


ケンチと直人の音が離れて行く。







21時ジャスト。

八代目の暴走が幕を開けた。




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