Vacation6


大興奮している直人のそれをしゃがんで口に含んだ。



「ああああ―――…」



私の頭に手を乗せて壁に背をつけた直人はトロンとした目で私を見下ろしている。

口で咥えながらも視線は直人から離さないようにしている私を、直人もまた閉じそうな目で辛うじて見ている。

先端を舌でニュルっと押すと「ハアッ…」苦笑いで眉間にしわを寄せた。



「それ最高…」

「ふ…んッ…」



もう十分硬く逸れ上がっている直人を口いっぱいに頬張って、舌で甘い音をたてると、直人の完璧な腹筋に力が入っていくのが分かった。

だから力んでいるであろう腹筋を指でなぞると「ちょっ…」焦った声が届く。

そのまま舌を足の付け根と太腿に移動させてみると、知らずと知れた性感帯だったのか「アアアアアッ!!!」ダンって直人が壁に手をついた。



「ハァッ…ハァッ…ちょっと…まっ…」



気持ちいいのか直人の呼吸は乱れ放題で。

私の頭をポスポスって弱々しく撫でているけど、密かに後ろが壁じゃなかったら倒れてそうって、にやける。



「どこがいい?」

「いや、全部…。ちゃうちゃう、ちょっと来てこっち」



それでもそんな力残ってたの?ってくらい軽々と私の腕を掴んで引き上げる直人。

そのままギュっと抱きしめられた―――



「ちょっとこうしてて…」

「ん。よしよし…」

「はぁーやばかった。マジ出そうだったから…」



ぎゅうって私を抱いて肩に顎を乗せる。

ハムってそのまま肩を甘噛みされて…だから仕返しに鎖骨を甘噛みすると、ビクって直人が身体を強張らせた。



「ちょっとゆきみちゃん、俺を攻めすぎ!ただでさえ南の島だから浮かれてんのに…俺どうにかなっちゃいそうよ!」

「えへへへ、だって嬉しいんだもん。直人と南の島…。私もさっきからどうにかなっちゃいそうだよ…」



ギュっと強く抱きしめられて。

大きく息を吐き出す直人は「全く、可愛いんだから」小さく呟いたんだ。



「続き、する?」

「うん…」



見つめ合って直人の指が私の水着を脱がせた瞬間…―――「直人さん、ゆきみさんそろそろお時間です――」ADくんの大声が聞こえて。



「え、これどうすんのって!」



思わず二人で直人のソコを見て苦笑い。

挿れて律動してって時間はなさそうで…



「口でしてあげる」

「…不本意なんだけど…」

「あは、後で一緒にイこうね」

「…うん」



ムウって唇を尖らせながらも、直人は壁に背をついた。

だから私もまたしゃがんで直人のを口に含んだ。


その後は早かった。

元々はちきれそうだったっていうのもあってそんなに時間はかからないで果てた。



「マジ、AD覚えてろよ!」



そう言ってシャワーを浴びた私達は着替えて待合室に顔を出した。


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