Vacation5
コテージの中にあるダダっ広いお風呂に入る。
シャワーを出しながら直人が私を片手で抱きよせて激しいキス。
上半身裸の私の肌を指で厭らしくなぞりながら舌を絡め合うと、一気に妖艶な空気が漂う。
指先で胸の突起をグリグリ触りながら、口の中から出た舌は顎を通って喉に吸いつく。
「ハァッ…」
甘い吐息を漏らして口で呼吸をしながら首筋を通って胸の周りを舌で攻めてきた。
「ンアッ…ハアアッ…」
どんどんあがる呼吸。
シャワーを浴びて全身びしょ濡れになりながら、目の前で濡れ髪、濡れ顔の直人がすごく色っぽく映っていて、気絶しそう。
突起を口に含まれて足がガクンっとなりそうなのを必死で堪える。
それを分かっているかのよう、腰に腕を回して支える直人は私の胸を愛撫しながら反対の手で太腿を触る。
焦らすようなその仕草が余計に感じる。
「直人…」
「…んー?」
「触らないの?」
「どこ?」
胸から顔を離すと耳元でそう囁いて、そのまま耳を口に含んだ。
いきなりの刺激に「アアアアッ…」声も甘く漏れる。
「好きだろ、耳…」
ちょっとSな直人にドキドキする。
いつもお茶目で優しいけど、私を抱く時はわりと男…というよりかは、雄っぽい直人。
気持ちいいのと、激しいのと、快感で目が潤む。
「ん。すき…もっとして」
「煽りやがって」
「ンッ…ハァッ…」
耳の中に舌を突っ込まれて直人が舐める音が全身に響く。
そのまま私の口に直人の指を入れられて「舐めて」耳にキスをしながら直人からのオネダリ。
チュパっと音を立てて直人の指を舐める私の身体を反対側の手は厭らしく徘徊していて…
舌で私の耳を散々遊んでから、吐息交じりに呼吸をしてふやけた直人の指が私のそこに入ってきた。
水着の中に指を入れて、奥まで突っ込まれて「ヒャアアアアアンッ」ガクガクする。
ほんの少し屈んで指を出し入れしながら胸を舌で舐める直人に意識すら飛びそうで。
「アアンッ…」
声が我慢できない。
いつも以上に感じてしまう身体に、直人の興奮もいつも以上なものを感じる。
「びっしょり」
シャワーを出しているのに、直人の指が中でクチュっと動く音が耳に入ってくる。
指を小刻みに震わせるその動きに、口にたまる唾液が顎へと垂れ落ちる。
それをジュルって舌で吸いこむ直人は私にニヤリと笑みを見せて、最高にエロチック。
「直人、も…イっちゃ…」
すぐに私の中に電流が走って…―――チュっとキスをされたその後、直人の唇は反対の耳を舐める。
心地良さに目を閉じると、下の指がまるで痙攣するかのように激しく動いた―――
「アアアアアアアッ…」
悲鳴に近い声を大きく上げて果てた私をギュっと抱きとめる直人も、肩を揺らして大きく呼吸を繰り返していて。
「ゆきみのエッチ。すげぇビクビクしちゃったね…」
「んう…直人の意地悪…」
「次は俺も、気持ちよくして…」
甘くそう言われて直人が海パンを下におろした。