チョコレートフォンデュな俺。


静かなこの部屋で、舌が絡まる甘い音が響く。
初めてゆきみとキスをしたあの時よりも、ゆきみは舌をうまく使うようになっていた。
さすがは飲み込みが早い…単にベロベロ絡ませるだけじゃなく、甘噛みしたり、キスしながら喋ったり…応用がきく。
色んなやり方でゆきみ自身は楽しんでいるようだけど、そう色々されたら俺の理性なんて簡単に飛ぶわけで。
思わずゆきみの細い腰に腕をかけてそのままソファーに押し倒した。
ここじゃダメだって、自分でストップかけたくせに。

ふわりと長い髪を揺らして俺を見上げるゆきみ。
ピンク色の唇はほんのり隙間が開いていて…


「ダーリンったら、我慢できなくなっちゃった!?」


yes。sorry。はぁ…俺ってガキかよ。
苦笑いしてゆきみの首筋に顔を埋める。くすぐったそうに笑いながらも俺の頭を抱えてギュッと抱きしめるゆきみは、もしかしたら俺なんかよりもずっと男前なのかもしれない。
すべすべのこの肌は気持ちが良くて心地が良くて…ついその鎖骨に唇をチュッとつけると「ンッ…直人…」甘い声が耳に届く。
ダーリンから直人に変わったことで、ゆきみのスイッチを確認した。


「いいよ、直人。ゆきみも、ずっと直人に逢いたかった…。バレンタインよりも、目の前の直人が好き。」


あんなにカップルの行事をやることに燃えていたゆきみだからこそ、そんな言葉がめちゃくちゃ嬉しいじゃねぇか。


「俺も。チョコよりお前。」


その後は早かった。素早く服を脱がせて身体を愛撫する。
でもふとゆきみのチョコが目に入って。俺はラッピングを開けて中のトリュフを口に入れた。
そのままゆきみにキスをすると、目を開けるゆきみ。


「一緒に食お。」

「ん。やばい、口移し!?ゆきみ初体験!!」


そう言うゆきみの口の中のトリュフを舌で絡みとって俺の口に入れる。一口噛んでゆきみの口に返すと真っ赤に照れたゆきみが「エロいよ、直人…。」胸に触れると心拍数半端なくて、そのまま指で突起を摘むと「アアッ…。」甘ったるい声を上げて腰を浮かせた。
トリュフをゆきみの口からとってまた一口食う。飲み込んでから指で弄っていた突起を口に含むとまるでチョコ味のおっぱい。
めちゃくちゃ柔らかくてほどよくでかくて、形のいい綺麗なゆきみのおっぱい。
男なら誰もが羨むこれを今夜も俺が独り占め。

この顔もこの声もこの身体も、他の誰にもやらねぇ。仕事でもなんでも本当は見せたくねぇし、触らせたくねぇ。なんて、まるで乙女みたいなことを自分が思うなんてな。
けどゆきみが「ダーリン!!」って呼ぶのは、これから先もずっと俺だけでありたい。
それが今んとこ俺の最大の我儘。


「もうダーリン!!さっきからゆきみのこと見てない。ちゃんと集中して!?」

「あっ、ごめん。」

「ゴムつけてね?」

「分かってる。」

「ふふふ、ここにチョコたらしてみる!?」


俺のビンビンな先端を指で弾いてそんな言葉。


「いやいや、」

「チョコレートフォンデュになるかなぁ。」

「こら聞けよ俺の話!!ならないから、チョコレートフォンデュには。すげぇ熱いし絶対無理!!」

「じゃあゆきみが普通に食べるね?」

「え、うん。…ック…ハァッ…。」


これ、ゴム付ける前にイカされるパターン。ゆきみはフェラで俺をイカせることが、すきで。
荒ぐ呼吸でゆきみを見つめると、バッチリ目が合う。
俺の咥えてるお前、クソエロいから!!
そうな風に上目遣いされたらまじですぐイク…。
舌と手を使って俺を絶頂に引き上げるゆきみに、そのまま意識を集中させて、ものの数分でドロッとした精液を放出させた。



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