好きな人の笑顔2



斜めの角度から突き上げるみたいに腰を回しながらその律動を速めていくカレ。

興奮気味の瞳を閉じて私の首筋に顔を埋める。

繋がっている部分が物凄く熱くて、冬だというのに私達は汗を滴り落としていくんだ。


「あっ、ヤバイっ」

『イク?』

「アッ…もうっ」

『イイよっ出して』

「ユヅキはっ?」

『ンンッ、イキそっ…』

「一緒に…」


タカヒロくんの腕がほどかれて私の指にホロリと重なった。

すぐにギュウっと握りあって、オデコが私のオデコにくっついた。

熱い想いを受け入れるかのように、私は肩を震わせてビクビクっと下半身を揺らす。

ほぼ同時に「クッ…」小さな喘ぎ声に紛れて、何ともいえぬ熱いモノが私の震えるソコに勢いよく流れ出てくる。

同じように身体をビクビク震わせるタカヒロくんは、私の上で止まってから、それからゆっくりと私の身体を包み込んだ。

激しく呼吸を繰り返す私達。

ギュウっとタカヒロくんに抱きしめられて幸せを感じてしまう。


「気持ちよさ半端ない…中出し…」

『私も…』

「一応シャワー浴びる?」

『うん』

「じゃ俺も一緒に…」

『えー?』

「指突っ込んで洗ってあげるよ俺が!」


人差し指をクイクイって顔の前で動かすタカヒロくんに思わず笑ってしまう。

最初の頃に比べたら、こんな下ネタも言えちゃうぐらい私達近づいたんだなーってしみじみ感じたんだ。

そうやって二人でイチャイチャしながらシャワーを浴びて出てくると、ちょうど行為前に頼んであったルームサービスが来て…

バスローブ姿の私は洗面所で濡れた髪を乾かしていて、タカヒロくんが全部対応してくれた。

さすがにこんな格好で出ていける勇気もなく。


「ユヅキ、飯食おう」


ルームサービスを受け取って私を洗面所に迎えに来てくれたタカヒロくんに、苦笑いを返した。


『怪しまれなかった?』

「怪しまれたよ〜!俺すげぇ恥ずかしかった!こいつらヤッてたなぁ…って目で見られたもん」

『…出なくてよかった私』


ホッと胸を撫で下ろす仕草をする私に、タカヒロくんはニカッて笑う。


「事実だから仕方ないなぁ!」


そう言って、チュッとキスをした。






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