甘い時間3




「ユヅキ、あんまするとすぐデちゃうから、ゆっくりシて…」

『うん』


ねだるタカヒロくんが可愛くて、私は愛情込めてタカヒロくんのソレを愛撫し続けた。

何ともいえない感触の下のソレや、裏筋を舌で刺激すると、私よりも色っぽいんだろうなぁ…って思えるような声を出すタカヒロくんは、そうとう気持ちが良さそうに見える。

既に先端からは透明な汁が滴り落ちてきているから、きっともう限界かな…って思った時だった。


「アッ、アッ…ほんとにヤバイ! マジ、デそうっ…ユヅキっ、もういいっ、もう我慢できないっ!!」

『ン―――ッ』


咥えたままの私は『いいよ』って意味を込めてそう言うと、ブルブルブルってタカヒロくんが震えて…

口の中にドロっとしたモノが流れ出てきた。

天井を見つめたまま「ア―――」を繰り返すタカヒロくんは、力が抜けたようにベッドに埋もれていく。

ハァハァ…乱れた呼吸をしながらも、「めちゃくちゃ気持ちいい」って小声で呟いて、私がゴクっとソレを飲み込んだら、私の腕を引き寄せて、自分の上に抱きかかえた。


「ユヅキ…愛してる…」


トクン…トクン……

そんなタカヒロくんの一言で、泣きそうになってしまう私。

だってやっぱり好きな人から心をこめて言われる「愛してる」は嬉しい以外の何でもない。

私も愛してる…って言いたいのに、それ以上に涙が溢れてしまって、そんな私の涙を指で拭ってくれるタカヒロくんは、ゆっくりと私を下に組み伏せた。


「ありがとう、すごい気持ちよかった。だから次は俺の番な。俺がユヅキを気持ちよくさせる………変態チックに」


冗談を言うタカヒロくんに、涙が少し止まって笑いが零れたんだ。

早く私をタカヒロくんでいっぱいにして……







- 64 -

prev // next

TOP