▽ 一緒に住む?
「ほんと?じゃあ私ここに住んでもいい?」
「ええよ、そんなん。俺ほんまにユヅキのこと大事にしたい…」
ふわりと俺に抱きつくユヅキを、腕でギュッと抱きしめ返した。
人の温もりって、ほんま温かいんやなぁー。
トクントクンってユヅキの心音が心地よく俺の耳に入ってきて…
「一緒に住む?ここで。ユヅキのこと、色々教えてくれよ、俺に」
「…なんか急に男っぽい?けんじろってばぁ、ずるーい!すきすきすき!」
ギューギュー抱きつくユヅキがむっちゃ可愛くて、好きって言われて調子のりそうやな俺。
ユヅキの腰に腕を回したまま、そのままユヅキを抱えてベッドに押し倒した。
俺を見上げるユヅキは、キョトンとしたけどすぐにニコッて微笑む。
「俺も好きやで、むっちゃ」
「ほんと?嘘じゃない?」
「ほんまや。抱いたからちゃうで、ユヅキやから抱いたんやって…」
「ふふ、なんかエローい。けんじろの口から抱いた発言やらしー。似合わなーい!」
クスクス笑いながらユヅキが俺を抱きしめる。
コテって身体を横にもたれさせてベッドの上、横向きで見つめ合う俺達。
んーッてユヅキが唇を突き出すから、チュッて小さなキス。
あかん俺、ほんまキスとか簡単にしてる。
昨日まではどんなにしたくてもせーぜー自分の腕にチューするぐらいやってんに。
目の前におるほんまもんの女に俺はもう一度丁寧にキスをした。
と同時に風呂が沸いた音が鳴って。
「一緒に入ろう!」
そう言ってユヅキは、俺が脱ぎ捨てたシャツを軽く羽織る。
半ケツ見えそうで見えないそれがむっちゃエロくて、太股を食い入るように後ろから眺めとったら、また元気になってきおって。
すでに半勃ちやん。
そんなユヅキの後をちょこまか歩く俺に振り返ったユヅキが俺のそこを見てニヤリと笑う。
「そこ、綺麗に洗ってあげるね!」
「…反応すんで、絶対…」
「お口で」
「えっ!?お、おんっ!」
ギュッとユヅキを後ろから抱きしめてオッパイを指でむんずと掴む。
そのまま乳首を転がすと、途端にユヅキが「ンッ…」甘い声を出す。
だからそのまま首筋を舌で舐める。
髪の毛を退かして首筋から肩を舌でジュルジュル舐めるとユヅキの背中がビクビク震えた。