▽ 水音
「けんじろが急に覚醒してオス丸出しだからもう濡れてるよ」
「…へ?」
「ほら…」
ユヅキに手首掴まれてそこに誘導される俺は、されるがままにユヅキのそこに指を触れさせて…
熱い入口のヒダの奥、ヌルっとしたそこに辿り着いた。
なにこれ!?
なんやねん、ここっ!?
むっちゃベトベト通り越してトロトロやん!
思わずズルズル身体を下まで移動させてユヅキの足をМ字に開かせる。
恥じらいもなくそこに指を突っ込むと「ああああああああっ…」いきなり大声でユヅキが鳴く。
でも俺の視線は釘付けで。
フーって息をかけるとユヅキが太腿を震わせてまた大きく鳴いた。
「ンン、もう…」
「え?」
「フーフーするのズルイ!」
「へ?嫌やった?」
「違うよ、気持ちいいの…」
「触ってへんのに?」
「うん。小さい刺激でも感じる…」
ユヅキの口から出た「感じる」って単語が妙にエロく聞こえた。
そういう意味の「感じる」やからむっちゃエロイんやろうと思うけど。
指でヒダに触れるとこれまた何ともいえん感触で。
餃子の皮か何かみたいやって…
こんな例え言うたらオッサン扱いされそうやからやめとこ。
「触ってもええん?」
「ええよ」
またユヅキの似非関西弁が届くけど、それもやっぱり可愛くて。
俺はドキドキしながらヒダをかきわけて奥の穴に指を這わす。
ヒダを退かした時点で白い液体が見えて…
その中に指をググっと差し込むと底なし沼みたいに指に纏わりつく。
「え、え、え…」
「ハァッ…ンッ…」
甘く息を吐き出すユヅキがほんのり腰を浮かせていて。
トロトロなそこに指を出し入れすると、ピチャピチャって厭らしい音がする。
うわ、あっかん!
エロエロやんっ!
これ絶対あかんやつやん!
そう思うものの、指はわざとらしくその水音を誘い出す。
これAVでよう聞く音やんな。
こんな感じやったんかぁ、あいつら!
「これ気持ちええ?」
とりあえず俺が下から聞くと「うん…」すぐに返ってくる返答。
ユヅキが呼吸を大きくしながら「舐めていいよ」そんな言葉を飛ばす。
どこをどう?そう思うけど、こういうんってわりと自然にできるもんかもしれへんって。
いつもモザイクがかっているそのシーンを思い浮かべて俺はそこにジュルっと舌を入れ込んだ。