▽ 癖になる
もうこうなったら攻めて攻めて攻めまくりや!!
だてにAVばっか見てきたっちゅーねん!
そう思いながらも、ベッドの上、俺を見上げるユヅキちゃんの奇麗さになんや泣きそうになってまう。
何でそんな奇麗な目ぇで見てるん?
何でそんな可愛い顔で笑うん?
俺ほんまにこういうシチュエーション初めてやからどないせぇっちゅーねん。
「健二郎くん?どうかした?」
「いや…無駄に緊張しとる」
「そっか。大丈夫、健二郎くんがしたいようにして…」
「おん…。ユヅキちゃん…」
「ん?」
「…―――好きやで」
「私も――――」
ギュっと首に腕をかけて俺を受け止めるユヅキちゃんの顔の横に腕をついて乗っかると、そのままその甘くて柔らかい舌をペロリと舐めた。
クスってほんの一瞬微笑んだ後、すぐにユヅキちゃんの舌が出てきてそこに絡める。
ほんまむっちゃ柔らかい!って叫びたくなる気持ちを抑えて舌を重ね合わせるだけでも反応していく下半身。
「ンッ…」
時折漏れる甘い声にすら敏感に反応する。
「けんじろ、舌もっと出して…」
ユヅキちゃんに言われて舌を出すとそれを奥までニュルリと吸いこまれる。
「ンンッ…」
ほんのり苦しくて、むっちゃ気持ちええこのキスは癖になりそうなわけで。
キスだけでもどんだけや?ってぐらいしていた。
それでも飽きなんてこんで。
「ハァツ…腫れるんちゃう?唇…」
「んふふふ。やめる?」
「…意地悪やユヅキ…」
「……ドキっとした、呼び捨て。ユヅキでいいよ、健二郎くん…」
「ほんま?俺も健二郎でええよ」
「ん。けんじろ、続きして…」
「おん…」
舌をチュっと重ね合わせた後、それを首筋にもっていく。
白くて滑らかなユヅキの首筋を舐めると「あああっ…」俺の愛撫に声を漏らす。
それが嬉しくて、胸に手をあててムニュっと掴むと「ンンッ…」また小さく喘いだ。
そのままユヅキの鎖骨を舐めて胸の突起をチュっと口に含むと「アアアアンッ…」いっそう大きく声があがって。
周りを舌で縁取ってからもう一度突起を口に含むと「アアアアアッ」やっぱりユヅキの腰がクネっと動いた。
胸、気持ちええんや。
自然とそう思って俺は反対側の胸を涎でベトベトになるまで舐める。
どちらかというと右胸のが感じるのか、右のおっぱいを多めに舐めてると「けんじろ…」涙目で呼ばれた。
ムクっと顔を上げた俺に「キスして」両手を広げて俺を求めている。
なんて可愛ええん?
天使なん?
「…可愛ええよ」
「んふふふ、どれぐらい?」
「…いっぱいや、むっちゃいっぱい」
俺の言葉に、満足だったのかギュっと腰に腕を回してキスを繰り返す。