止まらぬ愛


2人でご飯を食べて交代でシャワーを浴びてベッドに直行。

昨日抱かれたばっかりだけど、今日もまた直人が私の気持ちいい場所を探り当てる。

うつ伏せにしている私の背中をいやらしく舐める直人。

指で私の中をかき混ぜるから愛液がなんともいえない水音を出している。

お尻にチュッて吸いつかれて…



「お尻可愛い。モッチモチ…」



舌で何度もお尻をなぞられる。

あー気持ちいいっ…

背中とかお尻とか、そこまで舐めるの?って所までもしっかり舐めつくす直人は、エッチが上手い。

それが今までの付き合いの経験だと思うと妬けるぐらいに。

私以外の女をどれだけ抱いた?

どんな風に鳴かせてきた?

立膝する私のそこに、後ろから舌を出し入れされて、ガクっと膝から落ちそうになるのを堪えた。

寝そべってM字に開脚して舐められるのが普通だから、そんな後ろから攻められることなんてほとんどない。

ジュジュジュって音を立てて舌で愛液を絡み取られると身体の芯から快感が突き上げる。



「アアアアアアアッ……イッちゃっ…」



指で手前の突起をグリッと握られ、そこを思いっきり連打される。

悲鳴にも似た喘ぎ声がお腹の底から出ちゃって頭が真っ白になった。



「ユヅキちゃん…」



ぐったりお尻を下げて横向きで呼吸を繰り返す私をギュッと抱きしめる。



「気持ちよかった?」

「うん」

「よかった」



チュッ…

何度も触れるだけのキスを繰り返した。

まだ敏感なそこにまた直人の指がニュルリと入り込む。

二本指を交互に出し入れするとまたいやらしい水音が部屋中に響き渡る。



「ハアッ……ハァッ……」



自分から開いた足の間に直人が顔を埋める。

どうしよう、またイッちゃう。

むず痒いそこに舌が入り込むと急に身体がピンッとして、シーツを握る私の手に直人の指が絡まった。

両手を繋がれて直人の後頭部を薄目で見つめる。

私の中をジュルジュル舐める直人の顔は小刻みに動いていて。

飛び出しているであろう突起を口に含んで舌で転がされると、一気に快感が押し寄せる。

たった今イッたばかりなのに、もう頭が白くなっていく。



「アンッ……アアンッ……や、もうっイッ……」



舌で連打されてまたビクビクっと身体を震わせた。

呼吸もままならぬ私に、手の甲で濡れた口の周りを吹くと直人はすぐにベッド脇に置いてあったゴムを装着する。

開かれたままのそこにスッと宛がった。



「直人さん、待って」

「あ、ごめん、俺暴走してた?」



慌てて直人が私の目線に合わせてくれる。



「気持ち良すぎて気絶しそう…あと10秒待って。10秒キスして」



手を伸ばす私の手を空中で捕まえてそこにチュッてキスをする。

胸を緩く揉みながらゆっくり私に体重を乗せた直人は、首筋をチロチロしてから唇を舐める。

半口開けて舌を出す私にチュッと吸い付く。

10秒どころじゃ終わらない3分ぐらいのキスに、私の下半身も準備万端。



「いいよ、挿れて」

「ありがと…」

「ん。直人…だいすき」

「…俺も、好きだよ」



甘い囁きがこんなにも心地よいんだ。

ねぇ直人……

直人とずっとこうしていたい。

終わりのない未来を思い浮かべたら胸が痛くて涙が出た。


- 60 -
prev next
▲Novel_top