喉仏

ふふって柔らかく微笑んで鼻歌を口ずさみながら私の下着を剥ぎ取った。

そのまま隆二の顔が開いた足の付け根スレスレで止まって太股を舌で舐めていく。

なんともいえないその感覚に今昇天したばかりなのに、もうジワジワと溢れ出てくるようだった。

はぁ…と肩を揺らして呼吸を繰り返す私をチラっと見つめてニッコリ微笑む隆二。

黒髪に指を差し込むとムチュっと隆二が太股に吸い付いた。

そこで大きく口を開けて舌を上下に動かすと、このリビングいっぱいに響く厭らしい音。

隆二の舌で奏でるその音に自然と身体が熱くなっていく。


「キスマークいっぱい」


嬉しそうにそう言う隆二はちょっと子供みたいで。

太股から付け根まで舌を這わせると、不意打ちで入り口付近の突起を口に含んだ。


「ひゃああああああんんんっ…あああっ…」


急に身体を突き抜ける快感にビクビクっと腰が浮く。

そのまま指でひだをかき分けるように開いて今度はそこに舌を入れ込む。

ジュルって甘い音を立てて吸い上げられて意識が飛びそうになる。


「あんっ…隆二っ…きもちっ…」


涙目になりながら必死で出した言葉に「もっと〜?しょうがないな〜」楽しそうな声が届いて。

奥まで突っ込んでいた舌を太股まで下ろして親指のはらで突起を弄ってくる。


「あああもう…」

「ユヅキのその顔そそるな…」


そう言いながら隆二は何を思ったのか自分のをまだ脱いでいないズボンの上から触りだす。

苦笑いを零しながら「もうビンビン…」そう言うとスッと私から離れて一気に穿いていたズボンを脱いだ。

真っ黒なボクサーパンツのそこはモリっとどころじゃおさまっていなくて。


「触ってユヅキ」


そう言ってボクサーパンツを少し下に引くと、ピョコンっと顔を出した隆二の隆二。

はちきれそうなくらいに斜めに逸れあがっていて、その先っちょは微かに濡れている。

私の手を掴んでそこまで誘導すると私に覆いかぶさって唇を塞ぐ。

動き回る隆二の舌は私の口内から出て頬を、首筋を舐める。

そのまま耳までいって舌先を穴の中に入れるとまた違う快感がくる。

キスを受けながら指を上下に動かしていると「あああっ…」隆二の吐息が甘く漏れて。


「あーそれいい…」


天井を見上げる隆二の喉仏に反対の指で触れると視線が絡み合った。


「こっちきて」


私がそう言うと素直に顔を寄せる隆二。

顎をクイっと手であげて、綺麗に出っ張っている喉仏にチュっと吸い付いた。

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