▼ hagu2
コタツから腕を伸ばしている哲也の脇の下に腕を伸ばすとそのまますぐに私の後頭部を抱えてラグマットの上に転がされた。
あれ?って思った時にはもう、天井との間に哲也の美顔が見えて、それが迷うことなく降りてくる。
チュッて甘い音を立てて二回ほど重なった唇。
キスしてって言ったのは哲也なのに私を組伏せる哲也に身体の奥が熱くなっていくのを感じていた。
「もっとして」
あくまでキスされたいらしい哲也の可愛らしい台詞にちょっと笑いながら顔を寄せると半口開いたそこからニュルリと滑らかな舌が顔を見せた。
それにチュルリと絡めて吸い付くと「ンッ」…女みたいな甘い声を漏らす。
ハァッて時折吐息を漏らす哲也とコタツの中でキスを繰り返す。
舌が絡まる度に漏れる甘いリップ音に私の身体がおおいに反応していて…
そっと哲也の手が服の上から胸に触れた。
「てっちゃん」
「だめ?したくなっちゃったよ、キスしたら」
「でもここコタツだから風邪ひいちゃう」
「ここがいいよーベッド冷たいじゃん」
「そうだけど」
「答えてユヅキ!俺としたいかしたくないか?」
「…したくない」
「嘘でしょ!?」
泣きそうな顔で私を見つめる涙目の哲也が見たくてあえて言ったんだもん。
ここまでされてしたくないなんて、言えない。
「嘘よ、しよ?」
「もーSなんだから。もーちょいキスして」
「ん。こっちきて」
身体を密着させてキスを繰り返す哲也の足に自分の足を絡めると、ギュッと強く抱き寄せられた。
「んーえっちー」
「私が?」
「俺も。あーすげぇ好き。好きだよユヅキ。もっとキス…」
「てっちゃんキスばっかー」
「いーじゃん、ちゅーいっぱいで」
「いーけど、むず痒い…」
「どーこ?ここかな?」
コタツに潜って私のニットを捲り上げるとブラを簡単に外した。