▼ ピンク色の猫3
モノトーンのボーダー柄のニットを軽く捲り上げてそこに手を入れる。
中はユヅキさんの体温でジワリと温かい。
指で肌をなぞるように触れながらブラの上からその胸を指で弾く。
「ンッだめ、ちゃんとっ…」
「外すよ」
コクっと頷くユヅキさんを確認してから俺は背中に手を回してブラのホックをスッと外した。
すぐに指で胸全体を覆う。
なかなかの豊満さにドキッとした。
「ユヅキさん着痩せするタイプ?」
耳にキスを落としながらそう聞くと「褒めてるの?」なんて返ってきた。
舌で耳の穴を執拗に舐めながら、指で既に軽くたっている突起を縁取る俺は、ユヅキさんに下半身をほんのり押し付けながらも「俺にくれる?」そう聞いた。
薄目だったユヅキさんが目を開いて俺を見つめ上げる。
半開きの口元から赤い舌が見えてるだけなのに。
単に肩を大きく揺らして少し荒く呼吸をしているだけなのに、俺の身体は見事に反応していて。
「あげる、剛典に。剛典の心、私でいっぱいにして!」
それが合図、ユヅキさんのニットとキャミを同時に捲り上げてその形のいいほどよくでかい胸に俺は舌を這わせた。
甘い香りのするユヅキさんの真っ白な肌。
ウエストは綺麗に曲線を描いていて。
そこをさすりながらピンっとたったピンク色の甘い突起を口に含んで舌で転がす。
壁に背をついて「アアアアッ…」声を漏らすユヅキさんは、それでも緩く俺の身体に触れていて。
その緩さが逆にエロさを誘うんだ。
太股をあげて俺のそこに押し付けてグリグリされて、危うく変な声が漏れそうになる。
俺が攻めているはずなのに、ユヅキさんの太股と手は器用に俺の心地良い所をあてて攻め立てる。
あーやべぇ、気持ちいいっ!
胸に集中したいのに、どうにも下半身を刺激されて、俺はすげぇ汗をかきはじめた。
「剛典…」
甘くユヅキさんが俺を呼んで首を引き寄せられる。
そのまま舌で唇を舐められて。
舌を出した俺の口内に押し込まれたユヅキさんの舌に翻弄される。
激しく音を立てて重ねる唇に、息も絶え絶え舌を抜かれると、そのまま顎に吸いつかれてチュッと喉仏を口に含まれた。
「アンッ…」
漏れた声は女並みに甘くて。
思わず恥ずかしくなる俺をそれでも攻め続けるユヅキさん。
クルリと身体を反転させて、俺が壁に背中をつける。
首筋のラインをゆっくりと下にいって、レザーの下に着ている白のVネックシャツを捲り上げた。
そのままいやらしく俺の身体に舌を這わされて。
恥かしいくらいに敏感にたっている乳首を指で弾かれると、足がガクンと落ちそうになった。
「ちょっと待って…」
そう言った俺はどうしてか、既に息があがっていて…
「ん?」
簡単に俺のデニムのソコに触れているユヅキさんの腕を上から掴んだ。