ある晴れた日、鬱蒼と生い茂る森の中。そんな野性の動物達ですら寄り付かぬ様な薄暗い森の中に人間とは思えぬ出で立ちの者達は居た。

彼等は何故か各々時間を持て余し、あるものは古株に腰をかけ何処の言葉の物か解らない難し気な本を読み、あるものは己の武器の手入れをし、また有るものは火を起こし料理の支度を等をしていた。そんな中少女、と言う表現の似合う女の子が一人。

「ねぇリアス!ちょっといい?」

両側頭部にケモミミ…もっと詳しく言えば鼠の様なケモミミを持つ青年?に話し掛けた。

「なんだ来羅。自分に何か用か?」

「いやぁ〜リアス、ヒマでしょ?だから少し話したいなぁと思って…。トゥークとケビン以外皆どっか行っちゃったし…。だから、ね?」

「何がねっ?だ。それに勝手にヒマだと決め付けるな」

ねっ?と可愛らしく小首を傾げた来羅に対し読んでいた本に近くに生えていた葉の長い草を挟みつつ刺々しい態度で一蹴するリアス。それでも来羅はさも日常だと言わんばかりにリアスの言葉をまるっとつるっとシカトし言葉を続ける。
「……でも、ヒマでしょ?実際」

「…………ッチ。まぁ、その通りだが…」

来羅の関心の一撃により苦虫をかみ砕いたかのような顔をするリアス。そんなリアスに来羅はワンモアチャンスだと言わんばかりになら良いじゃない。と畳み掛けた。

最初は渋っていたリアスだが最終的に深い、深いため息を一つつき「仕方ねぇな…。」と言いつつ自分の隣を叩く。
そんなリアスの行動に来羅はぱぁあと嬉しそうに明るくなりそそくさとリアスの隣へと移動した。
そして




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