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ということで、俺は会長の仕事を手伝うことになった。
「はあ…?」
そのことを伝えると風中先輩は呆れた顔をした。
「何でそういうことになってんだよ」
「いやあ、俺にもよく…」
「島田くんってお人よしだよねえ」
山下先輩のしみじみとしながら言った言葉に首を傾げる。お人よし…だろうか。まあ面倒事に首を突っ込んだのは否定しないが。
「それにしても会長も良く分かんないよねえ」
「そうですよねえ」
二人で首を傾げる横で、風中先輩は苦笑する。何か分かったのだろうか。じっと見つめると、風中先輩は肩を竦めた。言うつもりはないらしい。
「でも、俺にもできる仕事ってなんなんですかね。書類って俺みたいな一般生徒が手を出していいんですか? というかそういうことまったく分からないんですけど…」
「いくらなんでも書類を任せることはないと思うよ。うーん、お茶をいれたりとか?」
「あとは誤字脱字のチェック、PCが扱えるなら打ち込んでもらう、とかだな」
「ああ、なるほど」
確かにそれなら俺でもできる。ワードやエクセルも基本的なことなら分かるから、使えと言われてもなんとか応えられる。
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