01※会話文の前に名前を表記しました


新選組屯所 近藤自室―



土『ったく、また厠にこんな物があったぜ』


土方は手に持っていた本をバサッと投げ置いた。


沖『ここは、女っ気無い男くせぇ所ですからねェ…てか、土方さんのじゃねェんですか?』


土『ちげーよ!』


山『僕もこの前見つけましたよ』


近『うちの隊士ってモテねェからな…可哀想に』


沖『近藤さんもですけどねィ』


近『ちょ、総悟〜傷つけないで〜。ちょっと見ちゃおっと』




パラパラとページを捲る近藤に他の3人も集まってきた。


沖『あ、コイツはイイ乳してますねィ』


山『うわ、大きいですね』


土『大きさじゃねェだろ、感度だ感度』


近『そうだぞ、総悟。お妙さんのように貧乳でも感度が良ければいいんだぞ!』


沖『ある程度の大きさがねェと、緊縛した時に見栄えが悪いんでさァ。縄と縄の間からはみ出した乳に芸術を感じるんでィ』


土『テメェのは、歪んだ芸術だろーが』


沖『マヨプレイしてる奴に言われたくないですぜィ』


土『してねーよ!何だよマヨプレイって!!』


山『まあまあ…それより凄いですよ、これ。モザイクかかってますけど体位の種類ですかね?「48手の特集」って書いてありますよ』


沖『ふーん、あ、この体位はやった事ねェや』


土『さすがに、この体勢は辛ぇだろ』


山『なに、この体位…ホントに気持ちいいんですかね?』


近『…俺はやっぱり正常位→後背位が好きだな、うん』


沖『それじゃあ、芸がねェ。俺はこの「うしろやぐら」所謂立ちバックが好きですねェ。鏡があれば女の快楽に歪んだ顔も見れるし、屋外でもできやす』


土『俺は「乱れ牡丹(みだれぼたん)」だな。背面座位だろ、これ?座った俺の上に、脚を大きく広げさせて女が後ろ向きで座るヤツ。後ろから女の首筋や胸を揉んだりできるしな』


沖『…そういや、山崎って童貞でしたねェ。だからさっきから黙ってんだろィ?』


山『僕だってした事くらいありますよ!ただ、こんなに激しそうなのは…』


近『イヤイヤ、やっぱりバックだって!肌を激しく打ちつけ合ってさ腰の角度を変えれば、かなり奥まで突けちゃうし!!』


土『近藤さんのは、激しそうだよな…』


沖『人間の営みじゃなくて、ゴリラの交尾でさァ』


近『違うもん!愛ある人間だもんねっ!!』


山『…これしてみたいなぁ。女性上位って、女の子が動くんですよね?で、僕も下から突いちゃったり?胸が揺れてるのを下から見るのって興奮しません?』


土『あぁ、それもいいな』


沖『どっかに調教し甲斐がある女居ねェかねィ。M字に手足縛って視姦して羞恥心を煽ってやりてェでさァ。…そういや、先月新しく入ってきた女中はドM面してやしたねィ』


土『そうか?まあ、イイ女だな』


近『可愛い子だよね〜隊士らも喜んでたぞ』


山『…皆さんが言ってる女中って**ちゃんのことですか?って、ダメですからね!明日非番だからデートの約束したんですからっ!!』


土『……山崎、お前今から昨日説明した所の張り込みな』


山『えェェエエ!!何で?来週からでいいって副長言ってたじゃないですか!?』


土『うっせーよ!今、決めたんだよ!!』


沖『安心しなせィ、山崎。お前の代わりに**は俺が責任もって調教しといてやりやす』


山『ちょっ!調教しなくていいですって!本当勘弁してくださいよ〜。やっとデートできるんですから。僕の恋の邪魔をせんといて下さい!!局長からも言ってくださいよ』


近『…あっ、お妙さんの護衛の時間だ。スマンなザキ、自分で何とかしてくれ』


土『近藤さん…いい加減に護衛と言う名のストーキングやめてくれ』



END



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