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私、鬼兵隊一の策略家として総督高杉晋助さんの信頼を一手に引き受けている、武市変平太と申します。

今日も私は重要任務に忙しい。


『大江戸青少年健全育成条例改正案反対ィィィィィ!!!』

と、声高らかに鬼兵隊隊士に、署名活動の任務を指示しております。

イノシシ女の来島また子さんには、

『ロリコン』だとか『武市変態』だとか、悪態をつかれていますが、それもまた子さんの仲間としての愛情の裏返しと認識しております。


えっ?貴女も『ロリコン』とおっしゃいますか?

ロリコンではありません。フェミニストです!


では、私がフェミニストになった軌跡をお教えいたしましょう。


あれは、私が若かりし頃――

もうすぐ元服を迎えようとしていた私は恋をしておりました。

相手は、幼馴染の**ちゃん。

私より2歳年下の12歳。

彼女とは、相思相愛でした。


もちろん、幼かった私達ですから破廉恥な事は一切ございません。

お花畑や浜辺などで逢瀬をして愛を育んでおりました。

二人とも両親に内緒で『私が元服を迎えたら一緒になろう』と将来の誓いを立てておりました。


ところが・・・

元服まであと一か月という時に、彼女に他の殿方との縁談が持ち上がったのです。

現在とは違い十代半ばでの結婚は普通でしたから、年頃になった彼女に縁談の話がきたのです。

『親の言う事は絶対!』の時代ですので、私達は別れなくてはいけません。

彼女が嫁ぐ前日、家をこっそり抜け出し最後の逢瀬をいたしました。

逢うなり彼女は、顔を覆い泣き始め

『あの人の所になんてお嫁に行きたくない。変平太さんの奥さんになりたいの・・・』

『・・・**ちゃん』

私は彼女を抱きしめ口付けをいたしました。

娶る事ができないのであるなら・・・

せめて二人の秘密の思い出を・・・



彼女の初めての口付けは、私のもの。

私の初めての口付けは、彼女のもの。

絶対に忘れない思い出を心に刻んだのです。

翌日、白無垢を身にまとった彼女はとても美しい姿でした。


数年後、偶然彼女と再会し彼女のお子さんを紹介されました。

『君はきっとお母さんのように別嬪さんになるよ』

と言うと満面の笑み。

お嬢さんは、幼い頃の**ちゃんにそっくりでした。


その頃からでしょうか・・・

私が彼女の面影を求めるようになったのは。

私の知っている**ちゃんは幼かった・・・

ですから、ついつい当時の彼女と同じ年頃の女性が気になるのです。

私はこれからもずっと・・・初恋の彼女の面影を求めていくでしょう。


お話はこれでお終いです。

最後までご清聴いただきありがとうございました。






最後に一言・・・・・・


このお話、信じるも信じないも・・・貴女次第です!!!



バキュン!バキュン!バキュン!


また子『死ねッ!!変態死ねッ!!!』


これにて、お終い



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