『痛た…あ〜手首うっ血してる…』
彼氏の総悟は今日は非番らしく昨夜遅く私の家に突然来たと思ったら、いきなり私を押し倒した。
隣に寝ている総悟を見る。
…寝ている時は可愛いのに。
スースーと規則的な寝息を立てている彼を睨んでみる。
よからぬ事を思いつき、そっと布団から出て準備する。
寝ている総悟の両手首を縛り上げる。
『総悟〜起きて』
『う…ん』
うっすらと眼を開けた総悟にキスを何度もおとす。
次第に、啄むように何度も角度を変えると唇が開き私の舌を捻じりこませた。
『んっ…うんん…なんでィ朝から盛ってんのかィ?…何のまねでィ!?』
手を縛られている事に漸く気付いた彼は大きく目を見開く。
『ふふ、お仕置き』
『ふざ…んんっ…』
煩いお口は閉じてしまえ!
先程よりも息することすらさせないような深いキスを。
唇を解放してやると、大きく息をし呼吸を整え虚ろな眼で私を見つめる。
『…感じちゃった?』
彼の下半身に手を添えると半起ち状態。
『…こんなんで、感じるわけねェだろ。朝起ちでさァ』
眼を合わせず呟く彼はいつもと違って可愛い。
『ふ〜ん…まあいいや』
私は、彼にもう一度キスをして徐々に首や鎖骨そして乳首に舌を這わす。
『うっ…』
舌先を動かし、ちゅうっと吸い付く度、感じているのか甘い声を出し始める彼に加虐心が生まれ肩を噛みつく。
『あっ…!』
薄っすらと血が滲むほど噛んだのはいつもの仕返しも込めて。
『へえ〜痛いの好きなんだ?』
『違っ…あっ』
答えなんて聞いてないよ、総悟。感じてんの知ってんだから。怒ると思っていたから、この反応にはびっくりしたけど。
舌を使いわざと彼の性感帯を外しながら攻めていく。
意地悪されているのに、総悟のモノはパンパンに膨れ上がり先走りで厭らしく亀頭が光っていた。
『すごいよ、総悟。先っぽからどんどん出てくる…』
『っ!!』
その光景を暫く眺めていると、総悟の顔は紅潮し恥ずかしそうに眼を私からそらす。