『綺麗ェだな。』
『お帰りなさい』
無事に彼が戻って来た事に安堵する。
『買ってきたのか…もう刀を持たねェと思っていたが。』
『…今まで剣に生きてきたんですから。これしか無いんです。これからは大事な人を護るために使います…。晋助が黒い獣に負けそうになった時にでも?』
『フンッ、お前ェには無理だ。…今日は月が綺麗だ。部屋に戻って月見だ。早く来い。』
晋助の部屋でお酒を呑みながら月を眺める。
私は、今日行った置屋の話や桃の着物を縫う話をした。
晋助は、その間ずっと私の頭を撫でながら聞いていた。
『お前ェは…嫁にいかねェのかい?』
『こんな刀を振り回す娘は、貰い手がないですよ。』
と言うと晋助に抱きしめられた。
『俺が貰ってやらァ。』
そう言って口付けをされた。
毎日のように**と穏やかに過ごし、俺は気付いた。
否…本当はもっと以前に気付いていた。
コイツを…**を愛していると。
誰にも渡したくねぇ。傍にいて欲しい。
**に口付けた。
『…お前ェ初めてか?』
震えている**に問う。
無言で頷く姿に驚き、そして安堵した。
艶めかしくなった**が俺以外の奴に…と思っていたから。
それなら…心も躰も…すべて俺の色に染めてやる。
『…いいか?』
愛しい**と肌を重ねる…。
月光に照らされ輝く白く綺麗な肌に似合わない痛々しい傷…。
肩の傷にそっと唇を這わす。
『痛くねェか?傷残っちまったなァ…。』
『人の命を奪ったんだから。この傷は…その代償だから。忘れちゃいけない事だから。』
**を抱き寄せ口付ける。
もう…自分の思いに歯止めがきかない。
深く口付けながら帯を解く。
白く形のいい乳房に顔をうずめ、指で優しく薄桜色の乳首を撫でると、恥ずかしそうに声を我慢する。
声が聴きたくて今度は甘噛みすると
『あ、あんっ…』
小鳥のように鳴く。
性感帯を探すように全身を刺激する。
だんだんと息が荒くなり、トロンとした涙眼で俺の名を呼ぶ**の姿に興奮する。
左手で乳房、乳首を責め、舌でぷっくりと膨らんだ芽を、右手で膣内を優しくそして激しく掻きまわす。
『ここか?…当たりみてェだな。気持ちいいか?』
『やっ…晋…す、あ、あん…あああああーーーっ』
啼き声が大きくなり愛液がいっきに溢れ出した。
俺は多量に溢れ出た愛液を舐め回す。
あァ…美味ェ
舐めても舐めても愛液はどんどん出てくる。
俺は、起き上がって座りぐったりしている**を起こし
『俺の上に乗れ…その方が俺も加減できる』
**は俺の勃起した男根を見て戸惑う。
『すぐ痛みから、快楽に溺れさせてやる』
ゆっくりと少しずつ挿入していく。
顔を歪める**に口付けし舌を絡める。
『うぅ…』
なかなか入らず苦しむ**の腰に手を添え、いっきに下に降ろし男根を突き刺す。
…**と繋がる。
痛みの所為で頬を濡らす涙を舌で拭ってやる。
『俺の**…俺だけの!』
言うと同時に、**の腰を持ち上下に動かし俺も下から突き上げる。
甘い声をあげ揺れる**の乳首を吸う。
すると、きつく握ぎるみてェに締り俺の欲を吸い取ろうとする。
『くっ…まだだ、もっと繋がっていてェ…もっともっと』
どのくらいの時間が経っただろうか?
幾度も体勢を変え、俺は射精を我慢する。
幾度も絶頂を迎え、**は朦朧としている。
そろそろ俺も限界だ…
**を抱きしめ律動を速め、欲を一滴も残さず膣内にぶちまけた。
行為が終わっても、俺にしがみ付いてる**が愛おしい。
『…まだ恐ェか?』
『ううん。離れたくないだけ。晋助…愛しています。』
『これで、お前ェは俺のもんだ。誰にも触らせんじゃねェぞ。』
『晋助は…他の人を抱くの?』
『俺がこの先抱く女は、お前ェだけだ。安心しな。』
頬を膨らまし嫉妬した顔が、満面の笑みに変わる。
**の言葉、仕草、触れ合う肌、ひとつひとつが俺を満たしてく。
『…神様なんかいねェと思ってたが、こんな俺にもご加護が得られるとはなァ…。』
隣で寝ている**の頭を撫でながら、初めて神に感謝した。