02

任務を終えアジトに帰る。
帰ったらすぐにブチャラティに簡単に報告して、詳しい事を書類に書いて…はあ、考えただけで疲れるわ。

「ただいま〜」

「ブチャラティがすぐに報告しろってよ」

おかえりとかお疲れ様とか言えないの?ミスタさんよ。適当に返事をしてブチャラティの元へ。

簡単に報告を終えて部屋を出ようとしたら呼び止められた。

「今夜、リストランテでも行くか? 」

「…これから書類書かないと」

「今日は花子の誕生日のはずだが、忘れていたのか?」

あ…今日は12月8日だった。最近忙しくて忘れてた。
護衛チーム結成時のメンバーは私とブチャラティの2人。喧嘩ばかりだった私達。親睦を深めるために互いの誕生日は2人で祝おうって彼が提案してくれた。初めこそは面倒だったけど、彼に対しての好意に気付いてからは楽しみになっていた。

リストランテやプレゼントも良いけど…

「…あのね今日の任務すっごく疲れたの。だ、だからギュッってして欲しいな」

何も言わず両手広げているブチャラティの胸に勢いつけて飛び込んだ。勇気出して言ってみるもんだね。私今すっごく幸せ。

…やばい、想像以上にいい匂い。もっと堪能したいから顔面押し付けてすりすりすりすりすりすり。
こっそり顔を窺ったら困った顔してるぅ。めちゃくちゃ可愛い!

ここで止めとけばよかったんだけど調子にのって彼のお尻を撫でた瞬間

「スティッキィ・フィンガーズ!!!」

「ぎゃあああ!私の右手があああ!!」

謝り倒してなんとか許してもらった。パニクって私がムラムラするのはブチャラティだけなの!好き過ぎて触りたいの!とか言わなくていいことまで言ってしまった…恥ずかしい。

愛あっての行動 (君じゃなきゃしないよ!)


その後数日蔑んだような目で見られたけど、子宮が疼いた私はあの時の変態の気持ちが解ったような気がするよ!



fine



thank you下心と青春

   

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