**達に一斉に斬りかかって来る。
ガキィィィン… 刀がぶつかり合う音が
ザシュッ… 人肉を斬る音が
ビシャッッ… 血が舞う音が鳴り響く。
次々と人が倒れていく中、返り血を一滴も浴びてない**達三人が立っていた。
まったく無駄のない動きで、一太刀で敵を倒していく。
その時、桃の背後に刀を振り下ろそうとしている敵が…。
『あっ‥』
『チッ、間に合わん!桃!!』
ビュュュ…ン
音がした瞬間、男の首が飛ばされていた。
ゆっくりと地面に倒れた。
『油断するな!!!』
そう**が瞬時に男の首を刎ねたのだ。
辺りが静寂に包まれた。
『な、何なんスか‥あの娘。』
『****これほどとは。さすが神童と呼ばれるだけありますね。』
『…強い。あの娘、鬼兵隊に是非欲しいでござるな。…否、剣を交えてみたいものだ。』
『…』
『ば、化け物だー!コイツ等人間じゃねぇ!!逃げろ!』
敵が**達に恐怖を抱き散り散りに逃げていく。
一人の男が凱の近くを通り過ぎる瞬間、
ザシュッ
『グアァァ』
と叫び倒れた。
『化け物とは失礼だよな?化け物になるのはこれからだよな、**さん?』
凱は刀に付いた血を振り落とし鞘に戻しながら、嘲笑い**に問う。
『…そうね。今は普通の刀。お互いが妖刀を抜いたらもしかしたら…化け物になるのかしらね?』
『なあ、少し遊ばないか?すぐ勝負がついても面白くない。大体お前、実戦経験なかったんだろ?あんな雑魚共じゃ経験のうちに入らないぜ。妖刀は最後に使おうぜ?』
『……』
『返事がないけど、そういう事で。』
首や肩を回しながら歩いてくる。
『柊、桃、ここからは貴方達も手出ししないように。』
凱と**はそれぞれ間合いを詰める。
『っ!!早い!』
瞬間、凱が**の懐に入り込む。と同時に**の足を軽く払い体勢を崩し刀の柄の頭で右頬を殴った。
**#は吹っ飛ばされ、口の中が切り血を吐く。
『**!!』
そう叫び、**の元に行こうとした時、柊と桃の刃が銀時達を阻む。
『何人たりとも、アイツの邪魔はさせない。』