この速さ…
尋常な速さじゃない!
ウルズは謎の反応が
近づいてくる方角を見つめる。
あれは…!
その姿は、黒く禍禍しい。
翼を広げたその姿はまさに、
堕天使そのものであった。
「この間の黒いマシンか!?」
堕天使は異常な速さで
目標に突撃してくる。
その狙いは・・・
アクリアだ。
「水を操りし女神よ…。嘆け…!」
堕天使は、翼から
黒い球体を2つ召喚し、
その黒い光からビームを放つ。
「お前は!?」
アクリアが叫んだ
そして、ビームを防ぐため
水を召喚し壁にする。
「あはは!
そんなビームきかないよ♪」
しかし、堕天使の放ったビームは
威力を増しアクリアの召喚した
水に徐々に割り込んで行く。
「おのれェェェ!
シュヴァルツッッ!!!」
「消えろ…、女神よ…!」
ビームはさらに威力を増し
水の壁を壊しアクリアへ届く。
「おのれェェェェッ!!!!」
アクリアは水を竜に変化させ、
堕天使シュヴァルツを狙う。
シュヴァルツは、黒い剣で
その竜を叩き切る。
そして…
アクリアに華麗な剣技を叩きこんだ。
「ああああッ!!!?」
アクリアの悲鳴が響く。
その声を聞いたアースラが
攻撃の手を止める
「アクリアァッ!?」
アースラがアクリアの悲鳴に気づいた時には既に遅く、
アクリアの乗るリヴァイアは蜂の巣状態になり地上に落下していった
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