「レイティス!」

「あ、リズナさん。
何してるんですか?」

「今、ウルズ達の様子を見に行ってきたの。」

「そうだったんですか、どうでした?」

「無事成功して眠ってる」

「それはよかったです。
では私仕事があるんでいきますね」

「うん、またね」

「…っ…?」

ウルズ達へのマシンセル投入も
無事に終わりウルズは目を覚ました

「ようやくお目覚めかい。
ウルズ?」

「…アンサズか。」

「僕もいるよ。ウルズ」

「お前達、
マシンセルの調子はどうだい?」

「順調だよ。
完全復活とまではいかないけどねぇ」

「…そうか」

ウルズが立ち上がり、
ベッドから降りるとアンサズが

「ウルズ、提案があるんだけど?」

「提案?」

「うん
さっきの戦闘で思ったんだ。
今の機動兵器じゃ力不足だってね」

「…それは僕も思った。」

「それでさ…
今試作型マシンセルが完成したよねぇ?」

「ああ」

スリサズが 
はっとした表情で声に出す。

「アンサズ…まさか!」

「そのまさかだよ?
どうだい?ウルズ。
やって見る価値はあると思うけど」

「…」

「だけど…
試作型のマシンセルでいけるのか?」

「分からない。
けど今のままじゃヤツらに勝てないよ」

「…分かった。やってみよう」


ウルズは少し考え、
アンサズの提案を受け入れる。
スリサズもそんなウルズの判断に

「…仕方ないな!
ウルズがそういうんじゃ
やってみるか!」


そう言うと3人は試作型マシンセルと共に、格納庫へ向った。

彼らはある賭けに出たのだ。


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