「ウルズさん!」

イクズスに戻ると
アイリスが出迎えてくれた。
なんだかとても嬉しそうに笑っている。

「どうしたんだい?」

「はい!
ナノマシンとマシンセルを分析して
試作型ではありますが…
マシンセルを復活させたらしいですっ」

「!
なんだって?それは本当かい?」

「はい、本当ですっ!
すぐに研究室に
行ってみてくださいっ」

「ああ。すぐ行く」


ウルズは急いで研究室に向かった。

研究室では科学者達が集まっており
試作型マシンセルの最終実験を
行っていた

「ウルズ君、喜びたまえ!
マシンセルを復活させた!」

「本当ですか?」

「ああ!
君達の血液から採取した微量の
マシンセルとナノマシンの
融合に成功したんだ」

「本当に…これで僕達は…?」

「うん、また寿命が延びるよ。
まだ試作型ではあるがね。
投入してみるかい?」

「ええ。是非ともお願いします」

研究室ではイーグレット達の中へ
試作型マシンセルの投入が行われていた

「ウルズ達の容態は?」

リズナが心配そうに研究員に尋ねる。

「心配要らないよ。
無事成功して少し眠っている」

「よかった…!
これであの子達…
元通りに近づくんですね」

「だと、良いけどね。
これから改良してもっと良くしてみなきゃ」

「頑張ってください…!
それじゃ私、
先に自室へ戻ってますね」

そういうとリズナは研究室を後にし、自室へ戻った。

その途中レイティスとすれ違う。

レイティスとは
あまり話した事がないが、
彼女は機体の整備を丁寧にやってくれる
とても優秀な整備士だった


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