「随分硬い装甲だね。
…何か弱点でもあれば…」

そこへリズナが、光球を召喚し
無数のビームを放つ。

「そのマシンじゃ、
こいつは
ちょっと厳しいかも知れないわ…!」

「…確かに。
神相手にするのにこのマシンじゃ心もとないねぇ!」

「今はそんな事言ってる場合じゃない!
どうする!?」

その時ウルズのレーダーにもう1つ熱源反応が現われる。

「まさか、増援か!?」

「アハハハッ
ライクレット様の為に…
お前らァ、全員死ねェェェ!!」


その時だった――・・・・



まさに一瞬の出来事
黒い堕天使のような風貌のマシンが現われ
タイタスの右腕を奪い取ったのだ。

「!?」

一瞬の出来事に
何がなんだか分からないアースラ。
それは、
その場にいた全員が同じ心境だった

「女神よ…。消えろ…」

堕天使のようなマシンが剣で
もう片方の腕を切り落とそうとする瞬間だった。

「貴様ァァァ!?
まさかァァ!??」

「…絶望を、お前に捧ぐ…」

アースラは、両腕を切り落とされると同時に砲台で、
黒いマシンを狙撃するも、
物凄い速さでそれを避ける。

それはまさに神速とも
言わんばかりの恐ろしいスピードだった。

「…逝け…。土の女神よ。」

「ラ、ライクレット様!!!!!」

そういうとアースラは、
光りと共に撤退してしまう。

その場に残されたウルズ達は、
黒いマシンの出現と
その強さに驚きを隠せない。

彼女に通信を試みようとした、
瞬間であった。

黒い堕天使のような機体が…
こちらに向きを変える。


―この世界に絶望が来る前に お前達を消す―…


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