一方その頃―…
2つの怪しい影が
ゾラの星に現われつつあった。

1つは、ライクレットの刺客であるアースラ

そして、もう1つは
漆黒の翼と漆黒の体を持つ
神々しいその姿はまさに、
堕天使を思わせるようであった。

「ウルズ、バザーくるの初めてでしょ?」

「ああ。ここがそうなのかい?」

イーグレット3人と
リズナはバザーを見に来ていた。

「この間は、ウルズ
凹んでてこれなかったねぇ」

「あの時はほんと最悪だった」

スリサズが愚痴をこぼすと、
リズナが意地悪そうに笑い

「またじゃんけんする〜?」

「嫌だね!」

リズナとスリサズのやりとりを
横目でうっすらと微笑むかのように見ていたウルズ。
ふと空を見上げた瞬間だった。
何物かがこちらへ
近づいてくるのを肉眼で確認する。

「あれは?機動兵器…!?」

「ん?…ほんとだ!こっちへ来るぞ!」

スリサズも、肉眼で確認するとウルズは3人に指示を出す。

「イクズスに戻って応戦準備を。
恐らく、彼らだ…!」

「…死ネェェェ!!!」

巨大砲台を身に着けた
戦車のような機動兵器が
バザー会場を狙撃する

「人間を再生してェェ!
ライクレット様に…
誉めてもらうのよォォォッ!!!」

しかし、バザー会場に砲撃が届く
間一髪の所で、イクズスの撃った
主砲とぶつかり合い爆発を起した。

「何!?あたしの砲撃がァァ!?」

次々と出撃してくる機動兵器に、アースラは再び砲撃を開始する

「アハハハッ…!
死んぢまいなァァァ!!!」

砲撃を見事に避けるウルズ達。
スリサズが真っ先に、
相手の懐に飛び込んだ

「狙いが甘いんだよッ!!」

「この、タイタスに傷をつけるつもりなのかい?!
このクソガキがァァァッ!」

ビームソードで斬り付けるも
少しかすり傷を負わせた程度の
ダメージしか与える事はできなかった

「チィ…なんて装甲なんだッ!!」

「アハハアハハッ…!
雑魚がァァッ!!」

ビームキャノンで狙撃してくるタイタス。
アンサズが、グラヴィティウォールを展開し
スリサズを庇う

「このマシンじゃそろそろ限界かもねぇッ!」

「じゃあ、どうするんだ!?
このままじゃあいつを倒すのに何時間もかかるぞ!?」

「そこは、頭脳派のウルズに聞こうじゃないか?
どうする、ウルズ?」

するとウルズが、
タイタスを狙い撃つも
やはりかすり傷程度のダメージしか与えられない。


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