アンサズが
これからの事を話し出した。

「で、どうするんだい?
奴らと戦うのかい?」

その問に
アイリスが不安そうな顔をして

「…勝てるでしょうか…?」

その言葉に
イクズスのクルー全員が
無言となった。

しかし、その沈黙を最初に破ったのは、
マシンナリーチルドレン3人だった。

「あ〜…
これだから、人間ってのは…
脆弱って言われるんだよ?」

アンサズが始めに言葉を発し

「そうだな
僕達を誰だと思ってるんだ?
お前達は」

スリサズが、自信満々に言った。

そして最後にウルズが、冷静に、

「僕達は、負けない。
その為に、この地球に帰ってきたんだ。
相手が誰であろうと勝ってみせる」

そして今まで見た事のない表情をしてクルー全員に言い放つ

「君達も、
その為にここに居るんじゃないのかい?」

その言葉に、クルーの1人が何かに気づいたように声を出す。

「…そ、そうだ!
俺達は…。
この世界を守るために
この艦に乗ったんだ!!」

「そうだ!
俺達の地球を守るんだ!!」

ウルズの言葉にクルー全員が
自信と活気を取り戻し、
ウルズもそのクルー全員の盛り上がりに
どこか微笑んでいるかのように見えた

そんなウルズの表情を見たリズナがウルズに話かける。

「ウルズ、君ほんとに変ったね」

「そうかい?」

「ええ…
そういう君の方が全然良いわ」

「…ありがとう」

クルー全員の盛り上がりを
艦長であるアイリスはとても喜び、
双子の妹であるレイティスにその喜びを伝える。

「うん、うん!
勝てるよねっ!
レイティスもそう思うよねっ?!」

「…どうかしら」

「レイティス?
勝てるに決まってるじゃないっ!
最近様子おかしいよ?
どうしちゃったの?」

「…普通よ。…勝てると良いわね」

「うんっ」


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