18話 大いなる存在 
ウルズは自分自身の存在の答えを導き出した。

生きている。命がある。

ただそれだけで良い―・・・

ただそれだけで・・・・



「生きているだけで良いんだ。
僕らは命を持っている。
人形なんかではない」

「ウルズ…
吹っ切れたみたいだね!」

ウルズの復帰に喜ぶ4人。
その様子を陰で見ていた
アイリスとレイティス。

「ウルズさん…!
よかった…!
元気になった見たいですね!」

「そうみたいね」

「レイティスもほら、喜んで!」

「え…ええ。」

「レイティス?」

「…じゃあ、私。
機体の整備があるから行くわ。
またね、アイリス」

「…レイティス?」

「ところで、ウルズ。
この間のデータは見たかい?」

「ああ。見たよ。しかし…」

「何も分からなかった…。か」

「僕達マシンナリーチルドレンの
解析能力を持ってしても
分からないなんて…
どう言う事なんだ?」

「リズナ…
君の方は何かわかったのか?」

ウルズがリズナに問いかける。
すると、リズナはお手上げと言うように
手を上げ首を横に振る。

「そうか…」

「一体何者なんだ、彼らは?」

同時刻
西の空をとある起動兵器がイクズスに向かっていた。


「…見つけたました。異質物…」


そう言うと、起動兵器はまっすぐにイクズスに飛んで行った


「お腹も空いたし…
食堂にでも行こうかな、私」

話の折、リズナがそう言った
その言葉に反応するスリサズ

「待て…!
食堂に行くなら荷物を持っ・・・・」

荷物を持って行け!と言いかけた瞬間だ。
外で何やら爆発音が聞こえた

「何だ!?」

何物かに狙撃されたようだ
艦は大きく揺れ、ウルズ達は床に倒れ掛かる。

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