「なぁ〜に…
まだいるのー?」

アクリアが振り向くとそこには、
イクズスと、4機の機動兵器がいた

「・・ああ。あなた達ね〜」

ウルズはアクリアに向い、
言葉を発する

「そこまでだよ」

続いてスリサズが

「お前がドームを水没させた犯人か!?」

アクリアはその言葉にニヤっと笑う

「ふふ・・あはははッははは!!
そうよ♪よく解ったわね〜
異質物さん達!」

「異質物?
・・・僕達の事かい?」

アンサズがアクリアに問う。

「そうよ!
あなた達、自然では…
生まれて来るはずない…
可哀想なお人形さん!」

「言わせておけば!!!」

スリサズが
アクリアに攻撃を仕掛ける。

「あはは♪
お人形さんが…
威勢の良い事ッ!」

アクリアはさらりと身をかわし
自分の周りに水を呼び出した。
そしてそれをスリサズに向ける。

「異質物はいらないのよ♪」

スリサズが避けると、
それを

「なかなかやるじゃない♪」

「君に聞きたい事がある。
何故月や地球を狙う?」

ウルズが、アクリアに問うと
彼女は笑いながら

「そ・れ・は
この星が腐ってるから♪」

「な・・・!?」

「ほ〜ら、見てごらんなさい?
こんな荒れ果てて…可哀想」

「腐ってなんかいない!」

リズナが反論する

「・・・・あなたが
例のイレギュラーさん?」

「君達、何ぼけっとしてるの!
死ぬわよ!」

「! すまない…」


…この星は腐ってる・・・・?

僕らは
この星を…
浄化して管理して来たはず…

なのに…

浄化したはずなのに…

腐っているというのか…?

「お人形さんに…イレギュラーさーんっ!
次はこっちから行くわよォォッ!」

そう言うと杖を振り翳し、
リヴァイアの周りに水滴が現れた。その水滴は、水の竜巻になる

「さぁ。浄化を開始しましょッ!」

「…ほら、君達来るよ!」

「あ、ああ…」

竜巻が襲い来ると
スリサズとアンサズ見事に回避するが…
ウルズの様子がおかしい。

「ウルズ、何してるんだ!?」


この星は本当に腐ってるのか・・・?

・・・・わからない。

僕らのやった事は正しかったはず・・・・

僕らが彼らに負けたから?

だから腐ってしまったのか?


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