「…帰ったよ」

すると、ヨシマ台所から出てくる

「おかえり
大変じゃったろ?
お菓子が出来てるからお食べ」

ウルズはそのお菓子を受け取ると
ヨシマに尋ねる

「彼女は目覚めたか?」

ヨシマは顔を横に振った

「いんや…
3日間ずっと寝たっきりだよ」

「そうか…」

スリサズがそんな会話に口をはさむ

「死ぬんじゃないか?
まぁ当然だよね!
イレギュラーだから!」

すると、ヨシマが

「そんな事言うもんじゃないよ。
それに安心しな
ちゃんと寝ているだけだからね」

そんなヨシマの即答っぷりに
アンサズがクスクス笑いながら言う

「そうだよ?
この女の言う事は
聞いておいた方が良いと思うよ?
野宿は嫌だからねぇ」

「お前は…!
寝る場所が心配なのか!?」

「当たり前じゃないか?
この僕が野宿なんて…
絶対嫌だからね」

「そんなの我慢すればいいだろ!」

ヨシマがその様子を見て

「2人は仲が良いんだねぇ
さて私はあの子の様子を
見てくるとしようかの」

そんなヨシマの何気ない言葉に
2人は声を合わせて

「仲が良い???」

そんな反応を見たヨシマは
不思議そうに言う

「ん?
違うのかい?
わたしにゃそう見えたけどねぇ」

そう言うとヨシマは
少女の寝る部屋へ入っていった

「仲が良いなんて…
考えた事もなかったねぇ?」

「当たり前だ
僕らはマシンナリー・チルドレン
なんだから」

するとそんな2人に後ろから
言葉を発するウルズ

「僕も…
お前達は仲が良く見えるよ」

「!?
な、何を言ってるんだ!?」

ウルズの発言に驚く
スリサズとアンサズ。
そんな反応にウルズは

「おかしな事言ったかい?」

と言う
そんな言葉に2人は
黙り込んでしまった。
ウルズは、?マークがついたような
顔をしている。


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