ライクレットは瞳を閉じた―――
それは、まるで眠るかのように。
彼女と一緒に、どこまでも飛んでいこう。
どこまでも、どこまでも。この広い世界の果てまでも。
すれ違った心達が今。
最期の瞬間で重なり合った。
きっと、それは
過去に偽りの神を名乗った少年に
本当の神様が、最後にくれた、ほんの小さな奇跡の欠片。
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